不妊とは、夫婦が1年間の避妊を行わない性交渉後にも妊娠できないこととして定義されます。
不妊は、最初の妊娠を試みている夫婦の約15%、すなわちアメリカ合衆国で年間500万組の夫婦に影響を与えています[60]。
高濃度のL-カルニチンおよびその代謝産物であるアセチルL-カルニチン(ALC)が精子の中に見出され[61]、 どちらも精子のエネルギー代謝に非常に重要な役割を果たします。 ALCは、成熟精子におけるエネルギー産生過程の間に作り出される余剰のアセチル-CoA基と遊離のL-カルニチンとの反応により形成され、 射精された精子にとって利用しやすいエネルギー源として働きます。精液中のL-カルニチン濃度は、精子の質と密接に関連しています[62]。
臨床試験により、1日当たり1〜4gの投与量で、3〜6ヵ月間にわたってL-カルニチンを補給すると、 精子の濃度、精子数、運動精子のパーセンテージおよび高運動性精子のパーセンテージにプラスの影響を与えたことが示されています[63,64,65,66,67]。
不妊は、医療従事者による処置を必要とする疾患であることに留意下さい。 しかし、生殖は、栄養状態が良好で健康な人において、最高の状態になることは十分に立証されています[68]。 したがって、L-カルニチンの補給は生殖面での健康を維持したいと望む人にお勧めしたいものです。
このように、研究による証拠から、L-カルニチンは、さまざまなメカニズムを通じて免疫系に関連していることが示されています。 したがって、免疫能を維持するために、生体はL-カルニチンの適切な供給を必要とするわけです。

