2006/03/17 カテゴリ: メタボリックシンドローム : 

むかし、心臓マヒ・中風などといっていたもの

思えばつい20−30年前までは、「心臓マヒで亡くなった」、「あの人はもうトシだから中風がでて手足が震えだしてきた」という漠然とした言い方をされていたように思いますが、近頃は心不全、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中などと、もっと詳しい専門的なことばが一般の人の間でも使われるようになってきています。

昔、といってもせいぜい20−30年前あたりの話ですが、少なくとも筆者が子供の頃(昭和30年代−40年代頃ですね)までは、とにかくがんというものが不治の病として最も恐れられていたように思います。その他、いろいろな病気はあったのでしょうが、とにかく平均寿命が50−60代というような時代にあっては、「中年を過ぎ、初孫を見る頃には生涯を終える」といったパターンが、かなり一般的な生涯のあり方だったのではないかと思います。とりわけ、がんという病には格別の悲壮感のようなものがあります。その他は心臓の病気、脳の病気といってもその本質のところはよくわからず、とにかく脳の血管が破れたそうだ、心臓が動かなくなったという漠然とした説明がせいぜいでした。

現在は、そういった時代に比べると病因について、詳細かつ素人にもわかりやすく説明されるようなレベルになってきました。ひとつには診断技術の進歩というものもあるでしょうし、栄養事情の改善や医療の発達によって平均寿命が伸び、加齢に伴う循環器の不具合が生じるケースが目立つようになったからなのかもしれません。

(つづく)次回の更新は3/24(金)です。