2008/03/21 カテゴリ: 健康のための運動 : 

頭でわかっていることと実行することの間

少し前、雑誌(TIMES March 3 2008)を読んでいたら、たまたまダイエットと運動に関するトピックス記事に目がとまりました。

健康のために運動が重要だということを知らない人はないのに、実際に行動に移している人はとても少ない、なぜだろう?という素朴な問いかけについて専門医である米国人筆者の考えを述べたものです。

そこで印象に残った内容として次のようなことがありました。
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人の一生にはいくつかの節目が訪れる。










例えば、大学に入学する、就職する、結婚する、子供が生まれる、転職するといったことは誰の人生にもあり得る典型的な節目であろう。

そういう人生の節目のところで、人の気分はリフレッシュされる反面、ライフスタイルが大きく変わるのが一般的である。

そのような場合多くは新しい生活に適応してゆくためにより多くの負荷がかかるようになる。

その負荷に対応しようとする時、「健康のために運動する」といった習慣の優先順位は結果として下がってしまう。

故にそれまでよい習慣として維持してきた個人的な活動(ジム通い、散歩、ジョギングなど)を行う余裕が失われ、そこから肥満傾向が始まる。
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こう聞けばなるほど、自分にも思いあたる節があるなと思います。

今はともかく、若い頃は健康のための運動などには特に関心が低かった私ですが、上記のとおり節目ごと、しだいに運動する量は減少の一途を辿ってきたようです。

そこで大切なことは「一念発起」だということになるのかも知れません。

しかし、これは知り合いの日本の内科医の先生から聞いたことですが、メタボリックシンドロームの改善指導で最も難しいものは診断ではなく、患者さんへの説明でもなく、患者さんが一人でいる時にカロリーコントロールや運動をなかなか実践してくれないことだそうです。

そもそも「一念発起」が難しいということなのでしょう。

この点についてはいくらメタボリックシンドロームの科学が進歩したとしても実行面、そして「実効面」での停滞が予想されます。

そういえば工場や作業現場、あるいは駅の構内などで見受ける「確認点呼」といった手順がありますが、それに似たような何かが健康管理にも必要なのではないかと思います。

「確認点呼」は安全に関して頭でわかっていることを実際の行動に結びつけるための実践手段にほかなりません。

健康管理(摂食コントロールや運動の実行)にこのような方策はまだ編み出されていないと思われますが、これは今後非常に重要な専門的課題になるのではないかと思われます。

そういえば「一日何杯かの水を飲む」といった(その行動自体に意味はないが)実行する上で単純明解なことを習慣付け、これを運動やカロリーコントロールのきっかけにするなんていうちょっとユニークな方法についても先の記事に載っていました。

ひとつ試してみませんか?

次回の更新は3/27(木)です。