2008/07/03 カテゴリ: メタボリックシンドローム : 

メタボとは停戦、全身で時差と戦ってみた数日間

以前このブログで、大学への進学、就職、結婚、転職などの生活の転機が訪れた際にはその新しい生活への適応過程で多忙な状態に陥り、結果的に肥満傾向になりやすいという研究事例について触れました。

転機というわけではありませんが、それに似たことを私は先週数日間の海外出張で改めて実感しました。











出かけた先は米国でしたが、この季節の東海岸と日本と時差は13時間。

空港の味気ないゲートの脇であてどなく7時間待たされるというひどい目に逢い、結局成田を出てから宿にたどり着くまで23時間もかかってしまいました。

4時間ほどの睡眠の後目覚めればひどい空腹に襲われました。

数えてみれば十数時間ほとんど何も食べていませんでした。

それで朝食を無心に食べましたが、その時間は日本時間の夜8時頃。

ちょうど夕食の時間と同じなので結構よい具合に思われました。

その後昼食。

これは日本時間の夜中1時頃ですから夜食のようなものです。

このあたりまでは何とかなりましたが、その後はちょうど徹夜状態に突入するようなものです。

眠気を払うためにブドウ糖の補給をと、たっぷり砂糖を入れたコーヒーを2杯ほど飲み、会議を終えての夕食。

これが日本時間の朝8時です。

メニューはびっくりするほど大きなビフテキ。

おいしいのでサラダ、ビールやワインとともに全部平らげましたが、考えてみれば徹夜明けに、めったにないほどの大食をしたことになります。

その後就寝・・・。

結局このようなサイクルを3度ほど繰り返し、日本に帰ってきました。

これまで一日摂取カロリーを平均1500kcalにすることでメタボを脱出した経験のある私の「誇るべきカロリーマネジメント」は生物時計もろとも完膚なきまでに狂ってしまい、たぶん4000kcalを超える食事と極度の運動不足(ほとんど会議でずっと座った状態)、使っているのは頭だけという状態に突如として陥ったわけです。

しかし、これを人体実験として興味深く思っていた私は、特に考えることなく食欲のままに任せておけばどうなるのかしばし見てやろうという気になっていました。

結果的には、面白いことにそれだけの十二分な栄養を取り込んだおかげで、何とかハードなスケジュールも終えることができ、体調そのものは非常によいと感じられました。

不思議なことに食べて食べまくるということをやってみれば私の消化器もそれに対応して、食欲はますます増進される方向に動きました。

毎日朝食が恋しく、昼もビッグサイズのサンドイッチにコーラ、夜も連日の大食・・・。

これだけ酷使してよくぞ胃腸や消化酵素が音をあげなかったものだと我ながら感心しました。

そして日本に帰ってきてからも夜中に、あるいは夕刻に猛烈な空腹に襲われ、まさに手が震えるようです。

我慢も難しいので間食をし、ああ、これがリバウンドなのだなあと、ちょっと恐ろしいような気になりました。

帰国後3日を経てようやく時差ボケも直って来たところで、空腹のタイミングも日本時間に戻って来ました。

その間、やはりズボンのベルトはきつくなり、体重は1.5Kgほど増えたようです。

明日からはまた少しずつ1500kcalの世界に戻ってゆくつもりで今夜を過ごしています。

今回改めて、摂取カロリーや食事のタイミングについて自分自身で観察してみて思ったことは、人間の脳や消化器というのは環境の激変に対してかなりの可塑性(しなやかさ)を持っているということ、そして、食べれば食べるほどますます食欲が出てくるという事実、そしてその結果、ひどい時差を乗り切るエネルギーを得ることができた、そんなところでした。

メタボとの関連でいえばまったく落第の食生活ということになりますが、特別な短期間であればそれも関係なし、またあせらず徐々にもとの「つつましいカロリー状態」に戻ればよいことだと思われました。

逆に、そういうときメタボなど気にしていて節食を重ね、睡魔と闘いながら、食欲も減退というループに入ると本当に体力が尽きてしまい、体調が崩れてしまったかもしれないと思います。

そうなれば、まさに本末転倒。

人生にはやむを得ず不規則を強いられることがあるものですが、そういうときにはメタボとは一時停戦として体力(エネルギー)の確保に努めた方がよさそうである。

これが今回体験的に得た私の結論です。

次回の更新は7/10(木)です。