2008/07/10 カテゴリ: メタボリックシンドローム : 

メタボは体質の問題ではなく人格の問題 ?!

前回、数日間の海外との往復で起こった生活のリズムや身体の変化についてお話しました。

その後一週間を経て、まず通常のペースが戻ってきました。

劇的に変化した食欲も今は治まり、ひと安心です。

今回改めて自分の身体を使っての実験のような感覚で、生活リズムの変化について考えてみたところ、数日間で米国と日本を往復するということは昼と夜の逆転が短い間に2回起こるということ、しかもそのペースは他者とのスケジュールによって完全に支配されているということであり、半ば強制的に起こってくることです。

その強制的で緊急な要請に従って身体のコンディションの調整を行い、適応することはなかなかきついものではありますが、逆に強制されるということがなければ時差の回復にはもっと長い時間がかかることと思います。

私のような凡人は自分に対してやはり甘くなるもの。

つまり厳しくなれるとしても限度があるので、スケジュールや何かに強制されるということが何かにつけ必要のようです。









ところで、自分の馴れ合った行動様式を変えることがメタボリックシンドローム対策には最も重要であるということは明らかなのですが、時差ぼけ回復のようにある種の強制力をもって行動を変えることができればそれは案外たやすいものかもしれないと思われます。

メタボのように自覚症状に乏しい場合、自らの心がけに頼って行動変容することは、やはり容易ではありません。

よく言われるように、行動には「重要なこと」「緊急なこと」「重要でないこと」「緊急でないこと」の4つを組み合わせてできる4パターンの行動指標があります。
 
すなわち、
(1)重要で緊急なこと
(2)重要ではないが緊急に対応しなければならないこと
(3)重要だが緊急ではないこと
(4)重要でも緊急でもないこと
の4つです。

行動変容が難しいのは上記の(3)の分野に相違ありません。

このように考えると強制的なスケジュールの要求によって時差を急激に回復するといったことは(1)か(2)のケースになります。

それに対しメタボリックシンドローム対策のために行動変容しようという目標は(3)に属する事項なので、なかなか容易ではないはずだと思われます。

もっとも、特にメタボ対策などという対象に限らず、ありとあらゆる「重要だが緊急ではない対象」に対して好ましい方向に行動を変容して行けるならば、(本人が何を重要と位置づけるか、何を好ましいとするかにもよりますが)、学生ならば成績は上がるし、ビジネスも上手く行くし、スポーツでも何でも向かうところ敵なし、すべての人が聖人君子のような立派な人格になり、実現しない夢はない、といったすごい状況が生み出せるに相違ありません。

このように考えてくると、メタボを退治できない状況というのは何となくその人の体質などではなく、人格や心がけのあり方が問われるような気がして、私などは少し考え込んでしまいます。

次回の更新は7/17(木)です。