2008/08/07 カテゴリ: L-カルニチンについて : 

ランナーと脂肪燃焼の特別な関係

先般ランニングをされる方とL-カルニチンの摂取について話をする機会があり、改めて気づいたことがありました。

特に激しい運動をするわけではない私のような人間は、内臓脂肪や皮下脂肪をかなり豊富に持っていて、普段はこれをどのように燃焼させ、減らしてゆくかということばかりがポイントであると思い込んでいます。

また逆に言えば、それは自分の体内に非常にたくさんの燃料を積んでいるのと同じことですから、もっぱらこれを燃やしながら(ゆっくりであれば)相当な長距離を歩いて移動できるだろうと思います。

ところがランナーの人たちは非常にスリムで、大勢のランナーの見事な体躯を見ていると、そもそも体脂肪の備蓄をほとんど持っておられないということはかなり共通性のある事実だと思われました。








この観点からいえば、フルマラソンを走破するタイムでは、比較するまでもなく私が格段に劣ると思いますが、時間を問わず超長距離を水だけを補給しながら歩いて移動するということであれば余計な脂肪を持っている私の方に分があるかもしれないな、と思います。

そのランナーの方から私の受けた質問は「自分の体内にはそもそも脂肪が非常に少ない。その自分がL-カルニチンを飲んでも、いったい何が燃えるというのでしょうか?」というものでした。

これは非常にもっともな質問だと思いました。

2004年にロストック大学(ドイツ)のWutzke博士によって報告された脂肪燃焼パターンに関する論文によれば、その日に食事やおやつとして「食べた」脂肪は食後5時間をピークとして燃焼することがわかっています。

従って、まずその日に「食べた」脂肪を燃焼してエネルギーに変えてゆく、ということが具体的な長距離ランナー向けの方法論になると思われます(ちなみに「食べた」脂肪が食後5時間をピークとして燃焼するということはL-カルニチンを摂取してもしなくても変わりません。L-カルニチンを摂取した場合には全体量として燃焼する脂肪の量が増加することが先の論文によって示されています)。

それにしても、スポーツにはいろいろな種類がありますが、どんな競技のどんなレベルの人かによって検討されるべき栄養素の種類や摂取のタイミングなどは本当にいろいろなのだなあと、今更ながら改めて感じました。

もうすぐオリンピックが始まりますが、私としてはそんな眼でも「観戦」してみたいと思っています。

次回の更新は8/14(木)です。