2006/05/09 カテゴリ: メタボリックシンドローム : 

厚生労働省から発表された、メタボリックシンドローム調査結果

メタボリックシンドロームに関する実態調査結果が、厚生労働省から発表されたというニュースが、今朝(2006年5月9日付け)の各紙朝刊の1面トップで扱われました。
(メタボリックシンドロームについては、2月、3月のブログでも触れていますので、そちらもご覧ください)

これは2004年11月、無作為に選んだ20歳以上の男性1549人、女性2383人を対象に行われた調査で、40〜74歳の男性では、メタボリックシンドロームの有病者と予備軍あわせて50%を超えたということです。



この結果は、これまでに予測されてきた考えを裏付けるものになっています。特に新しい発見があったわけではないのかもしれませんが、私は、ここで重要なこととして、三つのことを言ってみたいと思います。

一つ目は、単に成人病とか生活習慣病といわれていた時には、このような危険域にある人の数を、明確に数値化して把握することができなかったということです。つまり、メタボリックシンドロームの基準(男性腹囲長85cm以上、女性腹囲長90cm以上など)が非常にはっきりと定義されていることから、集団としても個人としても、リスクマネジメントが簡便に行える、これはやはり大変なメリットだと思われます。

二つ目は、このようなしっかり定義付けられた、日本人を対象とした疫学調査が行われることによって、より実態が確実に把握されるということです。また定点観測的に、例えば10年に一度同じ調査を行って、健康施策の効果を客観的に判定することもできます。

三つ目は、そのように把握されたリスクを回避する具体的な方法(食事のコントロールと運動)が提示されていること、そしてその方策が、心がけ次第で誰にでも実行可能なものだということです。

私は、サプリメントの適切な利用も、この三つ目の観点に含まれると考えています。とりわけメタボリックシンドロームは、エネルギー代謝に非常に関連の深い症候群ですので、L-カルニチンをはじめとした脂質代謝に関連するサプリメントについて、今後さらに科学的な知見が蓄積されることが望まれます。

(次回の更新は5/12です)