2006/05/12 カテゴリ: 高齢者・療養中の方 : 

高齢化問題は自分の身に引き寄せて考えることから

一つの事実として、高齢化社会では、「長生きすることがリスクだ」というような考えが、それほど特別なものではなくなってきているということがあります。

昔は、というより今でも、敬老の日に100歳以上の人に対して自治体が表彰したりしています。そこには「長生きは善」という価値観しかありませんが、特別、それに異議をとなえる心情は、沸いてはきません。



しかし、病院や介護施設に行き、たくさんのチューブを鼻や口から通され、静かに寝息をたてて横たわっておられる方々の様子を目の当たりにすると、そこに心穏やかならざる何かを感じてしまいます。

それを、一言で言い表すならば、まさに「他人事ではない」ということでしょう。それは、自分自身と、それから自分の親族のことを思うところから来ます。

中年である私は、自分の親の世代が今日にもそのリスクに瀕しているわけですし、遠からぬ先には、確実に自分自身の問題となってくることは、憶測ではなく事実です。

これは、肉体的なこと、精神的なこと、経済的なことの三位一体の問題であり、またその三者は複雑に関連しあっています。

そして、この三者のうちどれが不足しても、うまくゆかないんじゃないかな、と思います。これは、本当に難しいことであるような気がしてなりません。

(つづく)次回の更新は5/16(火)です。