2009/12/03 カテゴリ: 健康 : 

健康と財政

地方自治体や国家の財政が破綻するというようなことは、通常私たち日本人はあまり経験しませんが、それでも先ごろ夕張市が本当に破綻したということは記憶に新しいところです。

本当に破綻してしまえば、普段、特に意識もしていないような公営のサービス(ゴミの収集や上下水道、道路などの整備、学校教育活動などなど)が停止し、大変なことになってしまいます。

民主党政権になって初めて組まれる予算案では、折からの不況のあおりを食う形で特に企業からの法人税が落ち込むことが必至であり、いよいよ財源の半分以上を国債に頼らねばならないという、ことのほか厳しい状況になるようです。

既に発行済みの国債残高は800兆円を超えていますので、ここに50兆円上積みされるとなると900兆円に近くなってしまいます。

ただ、これはどこまでも青天井とは行かず、その一つの上限が日本国民の持っている個人資産ということになり、その額は1500兆円ほどになるそうです。

ゆえに900兆円という「国民に対する借金」はその個人資産である1500兆円に対してまだ相当余裕がある、そういう理屈が一応成り立ちます。

もしも近い将来、国債残高が1500兆円に近づくレベルになったりしたら、そのときこそ、私たちの経済観念が根底から覆されることは間違いないでしょう。

まあ国債発行の是非はともかく、国家でも家計でも経済資産、財産というものは緊急たまさかのピンチに際し、一応その蓄えに応じて持ちこたえるために使えるものと、ひとまず納得できます。









ところで、私はここのところ時間がなく、この前の日曜日に2週間ぶりでジムトレーニングに行きました。

この春に通い出してから最も長いブランクでした。

再開してみたときにはやや不安でしたが、結果は心配したほどのことはなく、有酸素運動でもブランク前と全く同じスコアが出ました。

また体重や体脂肪率もほぼ変化がありませんでした。

これは、数ヶ月のトレーニングが私の身体にある種の「蓄え」をもたらしてくれており、それが2週間では食い潰されなかったということだろうと思います。

(この場合の蓄えというのは、安静にしているときに脂肪燃焼の場となってくれる筋肉であったり、脂肪や糖を燃焼させやすい酵素の遺伝子が活性化されたことなどを指します)。

この2週間には夜更かしも多い上、普段食べないほどのものを結構ハメをはずして食べ、お酒を飲む機会が多かったのです。

しかし、そういう機会は正直なところ非常に楽しいものでした。

つまり、時として「ハメをはずして健康に良くないこともしてしまう」ということは必要悪、というよりは生きてゆく上で感じる喜びの一つに積極的に数えても良いのではないでしょうか。

そのためにこそ普段できれば節制してある種の蓄えを自分の身体に保有しておくことが必要だ、と今回妙な納得をしたわけです。

そういえば、お金というものもそれを有効に使ってこそ意味があり、時に思いきった散財をすることにこそ喜びもあるはずで、ただ蓄え続けるだけのことでは手段と目的が逆転、本末転倒になってしまいます。


健康を蓄える ⇔ 蓄財する

健康な体で仕事をする、学ぶ ⇔ お金を有効に使う

健康においてハメをはずす ⇔ 散財する


というような関係は人生や社会そのものと言えるかのかもしれません。

ただ、日本経済は戦後の努力によって累々と築いてきた資産を急速に食い潰すような事態になってしまっており、今後しっかり蓄え直すという流れに戻れるのかどうか非常に心配な状況ではあります。

こんな時にこそ、せめて自分の健康の蓄えを積み上げておきたいものです。

こちらは国の手に委ねなくても、自分の心がけ次第で確実に成果を上げられますから。

次回の更新は12/10(木)です。