2011/02/03 カテゴリ: ペットフード : 

犬と猫でも大違い

最もポピュラーなペットといえば犬と猫になるでしょう。

これらはどちらも哺乳類です。

ですが、犬と猫では食べるものにも習性にも相当な隔たりがあります。

犬という動物は、元々オオカミのような野生の動物が、人間とともに暮らすようになってどんどんいろんな「かけ合わせ」が行われたもので、驚くほど多くの種類が出現することになりました。

種類と言ってもこの場合、生物の種としては同じですから理論的には任意の犬同士のかけ合わせが可能だということになります。

つまり、ヒトがいなければプードルもチワワもこの世に出現しなかったわけです。

私が子供の頃は、そこかしこでスピッツという白い犬が飼われていました。

こう言っては何ですが、私の身近にいたスピッツはキャンキャンと鳴く声が騒音にも近く、あまりよい思い出がありません。

それかあらぬかスピッツは人気がなくなり、今では見かけることが随分珍しくなりました。

ところが、最近では「鳴かないスピッツ(!)」が作り出されたそうです。

チワワやトイプードルなども小型犬が好まれる日本では随分数が増えてきています。

ちょっと複雑な気持ちになる話です。

基本的に人間に飼われることが前提になっている犬は、突然戸外に放たれたら通常は生きてゆくのが容易ではないそうです。

その点、猫は飼われているものであっても狩りをする習性が残されていますので鳥やネズミを見たら捕まえようとします。

またかけ合わせによる品種もさほど多様ではありませんから、猫は遺伝子に関する限り人間によって与えられた変化が犬よりも少ない動物だと言えるのかもしれません。





猫の魚好きは有名ですが、この間獣医師の方から伺った話によれば、猫は魚ばかりを食べていては生きてゆくことはできないそうで、その他の動物の肉や炭水化物なども必要なようです。

また、犬の多くはブドウを食べさせると体調が悪くなり、場合によっては死んでしまうこともあるそうです。

干しブドウや葡萄パンなどは犬から遠ざけておかなければなりません。

面白いことに犬や猫にはいわゆるメタボがないそうです。

肥満している動物はいるのですが、特にこれが元で直ちに動脈硬化や糖尿になることはないということです(ちなみに糖尿病の犬は存在しますが、これはヒトでいうI型ともII型とも異なるタイプだということです)。

それはちょうど、太った子供が通常メタボのリスクを持たないのと似た事情と考えられています。

ヒトも犬も猫も、哺乳類ということでは全く区別はないのですが、身体の中で起こっているエネルギー代謝は、それぞれかなり異なると考えたほうが良さそうです。

ですから、ペットの体調管理を考えることになる「ヒト(飼い主)」は、犬なら犬、猫なら猫に特有の事情があるのだということを心得ておかねばならず、「人間の場合」を安易に当てはめることは禁物です。

ここは獣医師さんの領域になります。


次回の更新は2/10(木)です。