2006/06/20 カテゴリ: メタボリックシンドローム : 

「メタボリックシンドローム」論議の空洞化 (4)

診断基準の信憑性について、海外の診断基準を例に持ち出して、それを論拠に批判的な意見を述べる傾向があります。

しかし、現在までのところ、日本においてのみ、「実際の統計的なエビデンスに基づき診断基準が策定されている」ということが、きちんと発表されています(動脈硬化症のハイリスクグループについて、初期症状の段階から内臓脂肪量、生化学パラメータを統計処理して、求められた値)。



わが国のこの分野での医学研究が、世界有数のレベルにあるということは、おそらく、日本が世界一の高齢者国家であることと関係があるでしょう。

また、日本人と欧米人では、インスリンなどのホルモンの分泌パワーが異なりますし、生活習慣や食習慣、遺伝子的な背景も同じではありません。

メタボリックシンドロームは、特にその人種による背景差が大きい分野である、といえるでしょう。

だからこそ、日本人による日本人のための研究が、重要になってきます。

(つづく)次回の更新は6/23(金)です。