執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


下記「お気に入りに追加」ボタンをクリックするとブラウザの「お気に入り」に自動追加されます。(Internet Explorerでのみ有効)


2013/02/14 (1:30 pm)

ウシは一日に50キロの草を食べる

ウシは一日に数十キロの牧草を食べるのだそうです。

数十キロといえばヒト一人の体重と同じくらいの重さです。










そういえば昔、福の花という力士がいて、この人が数ある力士の中でもとびきりの大食漢だったそうです。

焼肉を53人前平らげたなどというエピソードもあるくらいです。

力士は身体が大きい、だからたくさん食べるということは直感的にわかります。

大きな牛になればその体重は数百キロにもなります。だからそんなにたくさん食べなくちゃならないんだ、というふうにも考えられます。

けれども人間は肉でも野菜でも魚の小骨でも何でも食べますが、ウシは草しか食べません。

それでいてウシのからだは植物でできているわけではなく、私たちが食品として大好きな「牛肉(筋肉)」や「ホルモン(内臓)」それから骨などからできています。

ということはウシの頭のてっぺんからシッポの先まですべてが草から調達した材料でできているということ、つまり草の中にウシのあの巨大な筋肉や骨をつくっている「すべての成分」が含まれているということになります。

ところが一方草を分析してみても大半がセルロースなどの食物繊維とデンプン質だということがわかります。

では、牛の筋肉や皮になっているタンパク質やたくましい骨格を構成しているカルシウムはどこからくるのでしょう。

やはり答えは、「すべて草から」です。

草の成分をざっと調べたらたしかに食物繊維やデンプンしかないようにみえるはずですが、「良く調べてみたら」アミノ酸やタンパク質、カルシウムなどが入っているということもわかるはずです。

もっともウシにはものすごい量の消化管細菌が共生していて、これら微生物が草の成分をもとにアミノ酸をつくっており、それがウシに与えられてタンパク質になっているという事情はあります。

けれどもそれであってもそのもとになるはずの窒素や炭素などはすべて草から摂ってくる、ということにちがいはありません。

ごく微量にしか含まれていないものを総量として十分量確保するためにはどうすべきか?

答えは、「非常にたくさん食べること」しかありません。

ウシなどの草食動物が起きている間のほとんどの時間を食べることに使っているということの事情はこのあたりにあります。


次回の更新は2/21(木)です。

  |  トラックバック数 (0)

このエントリのトラックバックURL
http://www.l-carnitine.jp/blog/modules/weblog/weblog-tb.php/440

毎週木曜日更新!健康に関するクイズ!
企業・研究者様向け“L-カルニチン”総合案内
本サイト運営企業。L-カルニチンの世界最大手メーカー
L-カルニチンサイト(英文)
id: 
pass:   
 
Copyright © 2005-2013 LONZA Japan.All Rights Reserved.