2013/11/07 カテゴリ: 食生活 : 

お米の話

海外にでかけたときに、その土地その土地のたべものを食べるのは旅の大きな楽しみの一つです。

以前は洋食や中国料理が大好きだった私は国外で少々長く日本食を離れても全く平気でしたが昨今ではではそうも行かず、機内食のオプションでは迷わず和食を選ぶようになってきました。

おいしいお米が食べたくなるのです。

日本人の主食は米ですが、これは現在でもグラムではなく1合2合と計ります。

1合の容積はおよそ180 ccですがよくしたもので、日本人の胃袋にはこの1合という量がよくなじむように思われます。

昨今あまり見かけませんが、例えば牛乳びんは1合でした。

牛乳びん1本を飲み干すとちょうどほどよく、多すぎも少なすぎもしないように感じます。

日本酒も1合をたしなむ程度であれば大方の人には「百薬の長」です。

また米1合を炊いた場合、これを盛り付けるとお茶碗およそ2杯分くらいになりますが、お茶わん2杯というのも平均的にはちょうどいい頃合いに思われます。

永六輔さんがかねて提唱されてきたように尺貫法はやはり日本人にとってかなり合理的な計測単位のようです。

ところでこのお米の量を栄養素としてのカロリーに換算すると約530キロカロリーになります。

これは530キロ(530リットル)の水を1℃上昇させられるエネルギーです。

風呂桶3杯分くらいの水を1℃上昇させられるパワーがあるわけですね。

さらにその白米部分をくるんでいる表皮を削ればこれが米ぬかですが、ここは実にビタミンB1の宝庫です。

ぬか漬けとして使用するとこれも日本人には欠かせないお新香(関西ではお漬物)ができあがります。

お新香を白米と一緒に頂くことで本来米の持ち物であったビタミンB1とデンプン質が再び相まみえて格好の食卓が仕上がります。

日本食が世界遺産になったそうですが、たしかによくできていて感心させられますね。

冬が到来する前に、しばし食欲の秋もよいものです。


次回の更新は11/15(木)です。