2014/12/18 カテゴリ: 健康 : 

BMI

BMI(Body Mass Index)という健康指標があります。

これは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値です。

たとえば身長160センチ、体重60キロの人であれば、

60 ÷ 1.6 ÷ 1.6 = 23.4

になります。

この値が25以上であれば診断基準的に「肥満」、18.5以下であれば「やせ」と評価されます。

厚生労働省は「日本人の栄養摂取基準」というものを更新しながら発表しています。

これまでは〇〇歳の男性の摂取すべきカロリーは●●キロカロリー、△△歳の女性の摂取すべきカロリーは◎◎キロカロリーというふうに発表していましたが、今年からその表現方法が変わりました。

摂取すべきカロリーではなく、(ある生活の中で)BMIがいくらになるか、を基準として出すようになったのです。

これは、単に年齢や性別ごとに摂取カロリーを提示してもそれが個々人にとってフィットするかどうかがわからないという考えに基づいています。

つまり年齢に応じて目標となるBMIを示し、それを達成できるかどうかどうか、その結果が肝心だというわけで、「摂取カロリーの基準」は目的ではなく、手段的な目安にすぎないという考えに立つことになったわけです。

直感的にもわかることですが、疫学的な調査によればBMI値として「肥満」でも「やせ」でもない中間あたりが最も健康的だということがわかっています。

先ごろ発表された厚労省の調査(平成25年度データ)によれば日本人は男性では40−50代の3人にひとりが肥満、一方女性は20−30代の人に「やせ」が多くおよそ5人に1人とのことです。

また65歳以上の高齢者ではBMI20以下の人(低栄養傾向と評価)が6人に1人、85歳以上になるとおよそ3分の1の人が低栄養の状態にあるということです。

世界的に見ればこういう日本人の数値は飛びぬけて優秀(たとえば米国では全体の3分の1の人が「肥満」)で、間違いなく最高の優等生です。

優等生というものはえてしてそれ以上勉強しなくてもよいのにさらにガリ勉したりするものですが、日本人という長寿健康の優等国民もまた努力すればぐっと成績があがるのだろうと思います。

健康というといわゆるメタボが強調されがちですが、高齢期になるとむしろ「やせ」に気を配るべき、ということも今後はクローズアップされて行くでしょう。

人生のラストスパートの時期にはとくにおいしいものをたっぷりと楽しめる生活ができることが何より、ということになりますね。

旅、誕生日、クリスマス、お正月・・・と楽しいことにはすべて食が中心にある、ということは世界共通です。


次回の更新は12/25(木)です。