執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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2016/03/24 (12:00 pm)

「ちょいローカーボ」で決まり!では?

「ヒトが現在のように飽食になったのは全人類史の中で非常に最近(たとえば終戦後数十年)の出来事である。一方ヒトの身体は有史以前からほとんど変化していない。だからオーバーカロリーの生活習慣病が蔓延してくる。」

以上のような話を聞かれたことがあるかと思います。

これはたしかにその通りで1〜2万年前の縄文時代人と現代人では本質的にまったく同じ遺伝子を持った生物であるにもかかわらず、狩猟の苦労をしていた縄文時代人に対し現代人はコンビニで数百円も支払えば1000キロカロリーをあっという間に手に入れることができるのです。

一方、最近では「有意以前」と「戦後現代」を対比させるのではなく「縄文時代」と「弥生時代以後」を比べて栄養状態を論じる試みがさかんになっています。

人類が農耕を開始して米や麦の利用を身につけたのが弥生時代だとすると弥生時代は現代に近い、つまり弥生時代と縄文時代の方の距離の方が大きいのではないかという考えです。

精米されたお米というものは、主食として飽きが来ることもなく口あたりもすばらしくどんなおかずにもハーモナイズする非常に卓抜した食材です。

しかも穀物は備蓄ができますので、安定供給という面でも大きなメリットがあります。

さらに興味深いのはその栄養利用率の高さです。

炊いたご飯を食べると唾液や膵液から分泌されるアミラーゼによって速やかにブドウ糖にまで分解され、ものの数分で吸収されて血中に移動してきます。

そこにインスリンが出動して細胞に吸収されてエネルギーとして即時に利用され、余った分はグリコーゲンや脂肪の形で備蓄されます。

無駄はゼロです。

こんなに利用しやすいエネルギー源を主食として早くも弥生時代に利用するようになったわけですから、そこから人口の爆発的増加がはじまったのも不思議ではありません。

昨今有名な「ローカーボダイエット」はいわばこの弥生時代以降エスカレートしてきたデンプン質の摂取を見なおすコロンブスの卵のような食事法だととらえることもできると思います。

極端な「ノーカーボ」は不自然に過ぎて危険ですらありますが、「オーバーカーボ」は人生百年時代に入ってきた現在、改めて見直されてしかるべきだと思います。

というわけで「ちょいローカーボ」が最適な健康選択肢だというのがひとつの結論になると思います。

「ローカーボダイエット」には賛否両論ありますが、「ちょいローカーボ」ならあまりかまびすしい議論をする必要もないといえるでしょう。


次回の更新は3/31 (木)です。

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