2016/07/07 カテゴリ: 食生活 : 

だから日本食は世界一なんだ

外国ではヘビやカエル、昆虫など私たちがまず口にしないものが利用されています。

とくに中国ではありとあらゆるものを食糧として利用することが古来行われています。

「かの国では机以外の四つ足のものは何でも食べる」などと聞いたこともありますが、実際には2本足でも足がなくても関係ないようです。

可能なものは何でもおいしく食する、ということはこれからの人類にとって非常に重要なテーマになると思いますから中国料理がこの点の工夫で群を抜いていることは明らかです。

さすがに四千年の歴史はだてじゃないと脱帽します。

一方日本に特徴的な食べ物として、たとえば刺し身があります。

食材としての魚はどこの国でも使われますがそれを完全に生の状態でワサビ醤油に浸して食べるという習慣はかなり珍しいものです(醤油もワサビも珍しい)。

今ではSushiは欧米でもヘルシーな美食メニューとしてすっかりポピュラーになっていますがそれでも生のナマコやウニを好んで食べるところまではなかなか行かないようです。

中国の食材はものすごく多様ですが、これらはだいだい濃い味付けをほどこされます。

つまり素材そのものの味や香りはともかくとして、こうすれば何でもおいしく食べられるということに徹底した調理方法といえるでしょう。

その点和食の場合は素材の風味を相当保った状態です。

だからこそナマコを食材として使いこなすというセンスに感服してしまうのです。

穀物の外皮部分に含まれる水溶性の食物繊維の食品機能の重要性が最近よく話題になっています。

穀物の外皮はふつう捨てられてしまうわけですが、実はここに健康上重要な栄養素が含まれているケースがけっこう多いのです。

たとえば日本人の主食である米の外皮にも有用な物質が様々含まれていますが、この事実そのものは外国の研究者にも知られています。

この前欧米の研究者が書いた論文を読んでいましたら「コメの外皮にも有用な成分が含まれているが匂いが悪いのでとても使えない」というくだりに出会って思わず苦笑してしまいました。

わたしたちにとってぬか漬けのお新香というのは和食の定番、おいしいのみならず貴重なビタミンの宝庫にもなっていますが、こういうものを発酵させて野菜を寝かせるというような発明には改めて舌を巻きます。

これからはぬか床の発酵も調子よく進むシーズンですから大いに健康美食を満喫して夏バテを払拭したいものです。


次回の更新は7/14(木)です。