執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : 健康 : 
2017/09/21 (9:00 am)
国際宇宙ステーションという基地があります。

最近米国でこの関係の仕事をしている人からいろいろ話を聴く機会がありました。

まずこの基地の高度ですが、地上からおよそ400 kmのところに浮かんでいるのだそうです。

浮かんでいる、というとポカンと漂っているようなイメージになりますが、実際には飛んでいます。

どのくらいの速度で飛んでいるのかご存知でしょうか。

なんと秒速7.7 kmです。

この速さだと、地球の周りを400キロの高度で1周するのにわずか90分しかかかりません。

つまり、朝と夜が90分ごとにやってくるのです。

これでは時間の感覚など吹っ飛んでしまいます。

重力は「微重力」です。

この状態では打ち上げ直後、脳や目や血管などすべて膨らんできます。

厳しい訓練を経た宇宙飛行士でも最低3日くらいは非常に苦しいそうです。

しかも、乗組員の人たちには主にフリーズドライ食しかありません(それどころか一歩外に出れば空気がない!)。

そして何より「ただ乗っていればいい」というようなわけにも行かず、様々なプロジェクトを遂行するためにものすごく忙しいわけです。

こういう過酷な状況の下で500日以上も過ごした人もあるわけですから感服するほかありません。

そもそも私たちのからだは血液循環も骨も筋肉もすべて地上の重力、24時間サイクルを基本に設計されています。

そのことごとくが通用しない空間に行くのですから、まともに機能する器官があるほうが不思議といってよいくらいです。

それが火星となると、地球に最も接近した時で5400万キロ、離れているときは1億キロにもなるそうです。

地上の距離とちがって、同じ目的地でもタイミング次第で距離が違うのですね。

ここに行き着くためには数か月を要します(光の速度でも数分かかるわけなので)。

往復時間と火星での仕事の時間を考えると最低でも2〜3年は見ておく必要があります。

天才学者ホーキング博士はつい先日、人類が地球に住んでいられる時間はあと100年だと予言しました。

だから、最も棲むのに適した天体に真剣に移住する計画をたてるべきだというのです。

そのためには途方もない科学の進歩が要求されますが、それはともかく米国の宇宙開発計画では真剣に人類の火星への到達を視野に入れています。

そんな宇宙での人体の適応を考えていると、少々暑かったり寒かったりしても、嵐や竜巻がやってきてもこの地球環境に暮らせることがどれほど快適であることか、改めてそのことのありがたさが身に沁みます。

核爆弾の開発などにうつつを抜かすことのばかばかしさがいっそうはっきりしてくることでもあります。


次回の更新は9/28(木)です。

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