2017/11/02 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 : 

体温に関する冒険(その1)

お風呂に入るときに水銀温度計タイプの体温計を持って入ります。

湯船につかってから、その体温計を口にくわえます(できれば水銀溜めの部分が全体的に口腔内の皮膚に密着する舌下などに固定するようにします)。

温度をやや熱めの設定にしてしばらく経つと、さてどうなるでしょうか?

ヒトの身体の60%は水とみなせます。

体重60キロの人であれば36キロ(つまり36リットル)の水のはいったタンクと同じです。

これは灯油缶2つ分と同じ分量です。

お風呂の湯船にあるお湯の熱が、他に放熱しないですべて身体に移行するとした場合、160リットルのお湯の温度が0.45℃下がるだけで体温は2℃上昇する計算になります。

ともあれ、はじめ36℃だった体温が2℃上昇するということは38℃になるということです。

実際にやってみればわかることですが、十数分で体温計は38℃になります。

私の場合平熱が36.5℃くらいですから、体温はあっというまに38.5℃以上にもなってしまうわけです。

頭部はお湯の外に出ていますから口腔内の温度が38.5℃になっているのであれば、水没している体内のすべて(血液も内臓も、おそらく骨も)それと同等か以上の温度になっていると考えられます。

ふつうカゼでもひいて体温が38度5分になったとしたら、これはもうぶっ倒れて床に臥すという状態です。

ところが、この実験をしてみたところ身体はふらふらでも何でもありません。

まったく普通の、むしろよく発汗して気分がよいのです。

これは驚きです。

この驚きの本質がどこにあるのか?

次回はそのことについてお話ししてみたいと思います。

PS:もし、この体温計の実験を早速やってみようという方がおられましたら、ひとつだけ注意点を。入浴の前にぬるめのお湯をコップ一杯飲んでからにしてください。発汗による脱水を防止するためです。


次回の更新は11/9(木)です。