2017/11/16 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 : 

体温に関する冒険(その3)

「風邪をひいたときには思い切り汗をかくと熱が下がる」という話があります。

これは経験された方も多いのではないでしょうか。

汗は熱を下げるために皮膚から出てくるものです。

だから汗をかくと熱が下がる、と思われますが、これが今回の体温の実験をやってみて「ほんとかな?」に変わってきました。

今の私の考えはこうです。

体温が上がる ⇒ ウイルスが弱体化する ⇒ 風邪が回復する ⇒ 熱が下がる

細胞培養という実験をするときに培地をシャーレに注ぎ込みますがこの操作をする前にガラス瓶に入った培地を56度のお湯に30分くらい浸けておきます。

こうすることによってウイルスを滅菌することができるからです。

これは非働化という一種の低温殺菌法です。

体温を上げるということはこういった低温殺菌をしているのと同じ効果があるのかもしれません。

もちろん体温が上がりすぎることは防がねばなりません。

それで発汗がおこるというわけでしょう。

ですから「汗が出ることで風邪が退散する」ということではなさそうです。

熱いお風呂に使って体温を上げる人体実験をしてみて発見したことは、体温が38℃を超えると猛烈な発汗がはじまるということです。

運動をして汗だくになっているときの体内温度も38℃を超えているということなのかもしれません。

今度一度体温を測ってみたいと思います。


次回の更新は11/23(木)です。