執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


下記「お気に入りに追加」ボタンをクリックするとブラウザの「お気に入り」に自動追加されます。(Internet Explorerでのみ有効)


2018/03/01 (9:00 am)
いろいろな動物の中でヒトだけがもつ特徴として道具・言葉・火の使用が挙げられます。

このうち火の使用は食物の調理と深く関係します。

煮たり焼いたり燻製にしたりすることによってそのままでは食べられなかった多くの食物を食べられるようになりました。

これによって人間は真の意味での最も高度な雑食性の動物となりました。

現代人の食卓を見ても完全に生のままで食べるものはお刺身とかサラダなど一部のものです。

特に水産物が使えなかった内陸地域の文化都市としてはパリや京都が挙げられますが、こういう地域の料理は特に加工度が高い、つまり生もののメニューは少なくなっています。

火を使って調理すると食べ物は柔らかくなりますから非常に多くの食材から多彩な栄養素を得られるようになりましたが、一方ではこれまでに見てきたように咀嚼力が弱まるという弊害が出てきました。

また、煮る、焼くという方法によって殺菌が行われるようになり、これも多様な食糧源を得る大きなファクターとなりました。

これのもたらした弱点に殺菌を行き届かせるあまり免疫力が低下してきたということがあります。

子供の頃に泥んこ遊びをしていた時代はよかったのですが、今や一部の保育園や幼稚園では滅菌した砂場で遊ばせるのだそうで、これなどは無菌化・超清潔社会の極め付けだと思います。

良く知られるようにアトピーや花粉症などの現代人病は免疫力の低下ないしはアンバランスが原因となっています。

けれども、咀嚼のもつ意味や超清潔社会の盲点について科学のメスが入り、その意義が見直されるようになったのはほんのここ10〜20年ばかりのことです。

咀嚼の方は心がけ次第で何とか原始回帰ができそうですが、清潔社会の方はとくに私たち日本人はそれでないと気持ちが悪くて仕方がないというライフスタイルが濃いですから、なかなか克服は難しそうです。

こちらの方は乳酸菌や納豆などの発酵食品を積極的にとり、水溶性食物繊維をフィードすることによって大腸の細菌環境をたくましくすることには大いに期待が持てます。

清潔社会の克服は不潔習慣ではなく、快腸習慣でやってゆくのがよいようです。


次回の更新は3/8(木)です。

  |  トラックバック数 (0)

このエントリのトラックバックURL
http://www.l-carnitine.jp/blog/modules/weblog/weblog-tb.php/695

毎週木曜日更新!健康に関するクイズ!
企業・研究者様向け“L-カルニチン”総合案内
本サイト運営企業。L-カルニチンの世界最大手メーカー
L-カルニチンサイト(英文)
id: 
pass:   
 
Copyright © 2005-2013 LONZA Japan.All Rights Reserved.