執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : 健康のための運動 : 
2018/07/13 (9:00 am)

筋肉は年々小さくなる、でも大きくもできる

ボディビル上級者の写真など見ていますと、(失礼ながら)なんだか鉄の鎧を着たロボットのように見えます。

自分と同じホモ・サピエンスという種なのですが、ほんとうに同じなのかと思うくらいすごい筋肉の発達具合です。

このことからわかることは筋肉という臓器が意識的なトレーニングによってその量を相当随意に増やせる臓器だということです。

一方体重が300キロを超えるような超肥満の人をテレビなどで見たときも同じ人間とは思えない不思議な思いにかられました。

脂肪を蓄えている細胞(脂肪細胞)も各細胞の中が脂肪でぎっしり満たされていて、たいへん特徴的、また好んでかどうかはともかく意識的にほぼ無制限に増やすことのできる組織です。

それに対し、心臓、肝臓、脳などの組織、細胞はこれを増やすことはできません。

しかし、実は筋肉の細胞もまた細胞分裂によって増えることはないのです。

それなら、なぜあんなに大きな筋肉が出来上がるのかというと、それは一つの細胞がどんどん大きくなっているからです。

脂肪細胞の場合も細胞数は増えず、増加しているのは細胞の中身である脂肪です。

筋肉細胞の周りには「サテライト細胞」という細胞がくっついています。

筋肉運動をすることによってこのサテライト細胞が筋細胞の中に取り込まれていきます。

その結果筋肉がどんどん大きくなってゆくわけです。

細胞には遺伝子を格納しておく核があります。

ふつうの細胞ではひとつの細胞にひとつの核が含まれていますが、筋肉の場合はサテライト細胞(一細胞に一つの核)がどんどん中心の筋肉細胞に融合して行きます。

その結果一つの筋細胞には核がたくさん含まれた状態になります(多核細胞)。

ボディビルのように筋肉に刺激を与え続けると、筋肉は核を増やしながら大きく変わって行きます。

大きな筋肉をつくるために必要なものは「刺激(筋トレ)」とその構造をつくる材料である蛋白質(アミノ酸)です。

老いて行くにしたがって筋肉は細って行きます。

その場合には筋肉一つあたりのボリウムが減少して行くとともに、細胞そのものの数も減少して行きます。

老い=筋肉の減少、であるならば成長期以降に筋肉を豊かに蓄えることはエイジング(老化)に抵抗すること(アンチエイジング)と言えます。

実際筋肉を維持してゆくことによって多くの健康指標を改善させることができます。

筋肉はもちろん顔にも指にも腕にもありますが、最も大きな筋肉は下半身にあります。

ですから筋肉量を増やすのには下半身に運動刺激を与えることが最も手っ取り早い方法です。

当然ながら筋肉の量が増えるとパワー(筋力)も上がります。

筋力がついてくるとたとえば階段の上り下りなども容易になりますから、同じ運動をしても疲労を感じにくくなります。

一方筋肉を収縮させる(働かせる)ことはもちろんのこと、単に維持し続けるためにも大きなエネルギーが必要になります。

就寝時など筋肉が収縮していないとき(運動していない時)に筋構造を維持したり新しい筋肉を作ったりする現象がおこりますが、ここで必要なエネルギーは主として脂肪から供給されます。

ですからL-カルニチンを十分に補給することで脂肪燃焼が促進され、結果として余分な脂肪が減少して行くことになります。

こういうことを意識して日々の生活の中で少しづつ下半身の筋肉を維持してゆくことはとても有効な健康貯蓄法になります。

まわりくどい理屈ではありますが、私は駅の階段を前にしていつもこのことを思い起こし、エスカレーターの誘惑と戦ったりしております。


次回の更新は7/19(木)です。

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