執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


下記「お気に入りに追加」ボタンをクリックするとブラウザの「お気に入り」に自動追加されます。(Internet Explorerでのみ有効)


カテゴリ : つれづれ : 
2018/08/16 (9:00 am)

奇跡、真夏の救出劇

山口県の山中で2昼夜行方不明になっていた2歳の男の子が昨日78歳のボランティアの男の人に無事救出されたそうです。

何でも救出活動開始からわずか30分での発見だということで、そのおじいさんの直感力にはまず誰しも脱帽です。

もうちょっとタイミングが遅れていれば最悪の事態に陥ってしまったにちがいなく、ほんとうに元気で助かってよかったですね。

助かった要因として、男の子がいた付近の足もとに清流がありそれを飲むことができたこと、夏の山中の日陰で過ごせたことなどが挙げられると専門家のコメントがありました。

イノシシなど野生の動物に襲われなかったことも全く幸いでした。

発見されたのは自宅から500メートルほどのところだったということですからそれほど歩き回ったりもしなかったと想像されます。

その意味でも体力の消耗は少なくて済んだのかもしれません。

一方実際にその子の生命(心臓の鼓動や、血流、呼吸、体温などの基礎代謝)を支えていたのは、まず肝臓や筋肉に蓄えられていたグリコーゲンそれに体脂肪、筋肉という燃料源であったはずです。

成人であれば肝臓や筋肉のグリコーゲンは数時間で空っぽになりますが、小さな身体ではそれも長持ちした可能性があります。

救出したおじいさんが飴玉をあげるとパッと口に入れガリガリかみ砕いたとのことです。

もちろん空腹であったには違いありませんが、意識はしっかりしていたということですから、やはり残り僅かなブドウ糖や応急に作られたケトン体が脳の活動をキープしてくれたのでしょう。

と、こんなふうに男の子の体内で起こったであろうエネルギー代謝のことを想像してみることはできるのですが、真に驚異的なことは漆黒の闇の中で2晩もたったひとりで居てパニックにもならずに居られたという事実だと思います。

幼い子であらばこそ大人のようにあれこれ言葉で考えて致命的に滅入ることもなかったのでしょうか?

遭難した時にはあせって歩き回らず、体力の消耗を最小限にして救出を待つ、という一種の鉄則がありますがまさにそれが行われた、奇跡だったともいえるでしょう。

ともあれ終戦の思いや風水害や地震など何かと暗い日本の夏にポッと明るい陽のさすニュースでした。


次回の更新は8/23(木)です。

  |  トラックバック数 (0)

このエントリのトラックバックURL
http://www.l-carnitine.jp/blog/modules/weblog/weblog-tb.php/720

毎週木曜日更新!健康に関するクイズ!
企業・研究者様向け“L-カルニチン”総合案内
本サイト運営企業。L-カルニチンの世界最大手メーカー
L-カルニチンサイト(英文)
id: 
pass:   
 
Copyright © 2005-2013 LONZA Japan.All Rights Reserved.