執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : つれづれ : 
2018/10/11 (9:00 am)

私たちはまだだいぶ賢くなるのか?

私たちがスマホやテレビ、パソコンなどを使って毎日触れている情報量はたいへん大きなものです。

たとえば縄文時代、平安時代の人と比較した場合、その差は10倍や100倍ではすまないと思います。

ですが、私たちの身体そのものは(脳も含め)縄文時代人とほとんど変わっていません。

つまり縄文時代に生まれた赤ちゃんが現代に突如現れて育てられればその子はちゃんとスマホを使いこなすだろうということです。

ということは、私たちホモ・サピエンスが作られたときからすでに現在のような知的作業に耐えられる脳が設計されていたことになります。

言いかえれば、太古のヒト(文字はもとよりろくすっぽな語彙も持たなかったであろうヒト)の脳は現代人の脳に比べて「使われないままに一生を終えた割合」がだいぶ高かったのではないかと思います。

現在のヒトの脳の使い方がもう「満杯状態」なのかどうかはわかりません。

もしかしたらあと1000年後の日本人は今日現在使い残されている部分をさらに駆使できるようになっており、現在のさらに100倍くらいの量の情報を平然と処理しているのかもしれません。

しかし彼らを天才と呼ぶことはできないでしょう。

縄文時代のヒトに比べて現代人の我々がみな天才だとは言えないように、です。

つまり、進化という観点からはぜんぶ同じなのです。

これに似たものに寿命があります。

100歳を超えて生きる人が周囲にたくさん見られるようになってきた昨今ですが、医療や栄養が整っていればたぶん「進化的には何も変わらない縄文時代人」だって同じくらい長生きするはずです。

ただし、これから先、人類が200歳まで生きられるようになるかというと、それは無理だと言っていいと思います。

ヒトの寿命の限界というのは115歳あたりにある、というのが現在の一つの考え方です。

日本の場合特に女性の平均寿命が80歳を超えてからもうだいぶ経ちますが、現在でもまだ着実にそれは伸び続けています。

80歳でも、上限と考えられる115歳まではまだ35年もあるわけですから限界の限界まではまだ相当の距離があるようです。

いずれにせよ寿命の方は「天井」がある程度推定されており、それがホモ・サピエンスの設計思想だということがそれなりに納得できるように私は思うのですが、ひとつとても不思議なことはヒトがなぜ最も発達した大脳と最も長い寿命を持っているのか、という点です。

いちばん頭が良い、だが短命だ、ということでもよいはずなのですが実際のところヒトはその両方を手に入れているように見えます。

寿命の方はともかく私はやはり脳の未開拓部分がどのくらいあるのか、限界が近いのか、まだ相当余裕があるのか、この謎にたいへん興味が湧きます。

人間は実現できることしか想像できない、といいますが、将来のヒトの脳の活動がどういうものであるか(少なくとも私には)想像がつきません。

ということで、ヒトの脳ももうこのあたりが限界なのではないか、とも(勝手に)思ったりしている今日この頃です。

今日もだいぶ脳が疲れてきました・・・。


次回の更新は10/18(木)です。

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