執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : ダイエット : 
2018/10/18 (9:00 am)

ダイエット、はじめの一歩

私自身実際に止まってしまった経験はないのですが、車に乗っていてガソリンが残り少なくなってくると間もなくガス欠になるのではないかという気がして何となく落ち着きません。

特に次のサービスエリアが遠い状況で高速道路を走っている時やあまりよく知らない地方都市などで深夜に人っ子一人いないところにさしかかったときにはかなり心細くなります。

そしてようやくみつけたスタンドで満タンにしてしまえると心なしか車も元気に走ってくれるような気がします。

ところで、私たちの肝臓ではこの車のガソリンタンクのような状態が毎日続いています。

そこにあるのはガソリンではなくグリコーゲンという燃料ですが、これは食事をすると満タンになり数時間から十時間ほど経つと空っぽに近くなります。

空っぽになるのはいったん蓄えられたグリコーゲンが細かくなってブドウ糖になり、それが血中に分泌されるからです。

そのおかげで血液中の糖の濃度(血糖値)は一定以上には下がらないようになっています。

しかしながら血糖値が低下してくると空腹感が来て、何か食べたくなります。

車で言えばEmptyランプが灯る状態です。

そして食べればまた満タンになります。

一日にだいたいこれが3回繰り返されます。

一方肝臓でグリコーゲンを蓄えておく場所はさほど広いスペースでもなく、一回食事をすれば速やかに満タンになります。

それでも燃料(食物)を摂り続けると今度は(これも主に肝臓で)脂肪が作られはじめます。

脂肪が作られるとそれはVLDLという運搬車に載せられてお腹の腸間膜付近で荷下ろしされます。

こちらの方は、ほぼ無制限に近い貯蔵キャパがありますので何週間かあるいは何年かのうちには見事なビール腹、太鼓腹が作られるまでになります。

もし何日も食べものにありつけないような状況に陥ればこの頼もしいお腹の脂肪もやがては底を突きますがそうなるまでには40日ほどもかかりますから、これは肝臓の燃料備蓄量の数十倍にも及ぶわけです。

いずれしましても、このように燃料を蓄えたりそれを空っぽにしたりという現象は満タンとEmptyを繰り返す自動車のガソリンタンクと基本的には同じしくみです。

ところで、肝臓の備蓄がちょうど満タンになったときに食事をやめればどうなるでしょう。

この場合は置き場に困るほどの燃料がないわけですから肝臓では脂肪が作られず、従ってお腹に向かって運ばれてくるものもなし、つまりお腹がでっぷりになることはありません。

このようなパターンのエネルギーの供給と消費をしているかぎり、少なくとも現状よりも肥満が進むということはなくなるわけです。

これはダイエットを成功させるためにまず最初にめざすべき状況です。


次回の更新は10/25(木)です。

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