2019/03/20 カテゴリ: 健康 : 

寝ている間に「工事完了」できれば疲れ知らず!

前回は「寝ている間に昼間のダメージを修理する」ことについて考えてみました。

ふつうの規模の古い一軒家を取り壊して更地にするのにはおよそのところ100万円ほどかかるようです。

一方更地に家を建てようとすると取り壊しの10−20倍くらいの予算が必要になるでしょう。

つまりものを作るという行為には壊すことに比べてずっと経費がかかるということです。

身体の中でも同じことで夜間修復の時には「何もしていない」どころかそれなりに大きなコストを使って活動が行われています。

脳細胞も就寝中は記憶を整理したり身体全体に送り届けるためのホルモンを分泌したり忙しくしていますがこのためのエネルギーには主にブドウ糖が使われます。

このブドウ糖は肝臓に蓄えられているグリコーゲンが分解されることによってまかなわれます。

一方脳以外の臓器、たとえば筋肉などでは脂肪が利用される割合が高まります。

いずれにせよ身体の中で毎夜「修復」およびそれに要するエネルギーの調達が、決して先送りされることなく繰り返されていきます。

そうして朝起きた状態では使い勝手の良い肝臓グリコーゲンのかなりの部分は消費されていますので、通常は午前中の活動(特に脳の)を支えるには不十分な状況です。

朝食を抜かない方が良い、というオーソドックスな養生訓はここからきています。

起きてから次に眠るまでの十数時間、修復工事は一時中断となり実際の日常活動にエネルギーが振り向けられることになります。

これが「一時中断」ではなく「工事完了」になっていれば、おそらく疲労感なく毎日心身元気に過ごせるのでしょう。

さて、昨日の夜に工事は完了したでしょうか。それともやむなく「一時中断」だったでしょうか?!


次回の更新は3/28(木)です。