執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : つれづれ : 
2019/04/04 (9:00 am)

90歳の働き方改革!?

「現代は時間との闘い」「タイム・イズ・マネー」などと言われ出してからもう数十年になるでしょうか。

べつに時間と戦っているつもりはありませんが、それにしても今年ももう4月。

あいも変わらず光陰矢の如し、に唖然としています。

たとえば私が高校生だった40年少し前のこと(!)を自分自身では昨日のことのように覚えていますが、あのころはスマホはもちろん、携帯もなく、というかコピーやファクスさえありませんでした。

ようやく電卓が出だしたころですが、個人で持っている人はすくなかったと思います。

離れた人とやりとりする手段といえばもっぱら「固定電話」か「公衆電話」さもなくば郵便に拠らざるを得ないという状態でした。

そのころと今では個人が受け取りあるいは発信する情報の量の差で考えればとうてい2倍、10倍ではなく100倍は軽く超えているのではないかと思います。

これは同じ仕事をこなすのにかかる時間が100分の1になったことを意味しているとも言えます。

ためしに「あるデータを表にまとめて整理し、3枚の折れ線グラフにしてスクリーンに映し出す」という作業について考えてみると、昔なら
(1) 表の作成(集計用紙と鉛筆、そろばんで行うのに3時間)➡午前中終了
(2) 折れ線グラフ化の下書きに2時間➡お茶の時間
(3) ロットリング(専用のペンや定規で作成)に3時間➡午後終了
(4) 図版の写真撮影に1時間➡1時間の残業!(まる一日これしかしなかった!)
(5) 現像に出して戻ってくるまでに3日
という感じになると思います。

(1)〜(4)までが9時間ですから丸1日、それに現像が3日、これでは月曜の朝イチにとりかかっても出来上がるのが木曜の午後あたりになりそうです。

現在であればエクセルやパワーポイントを使いながら、全体を1時間そこそこで上げてしまえると思います。

おまけに、グラフの種類や音声効果まで瞬時に選ぶことができます。

ということは「私の高校時代」に4日かかって実現したことがわずか1時間で足りる、その差はざっと96時間ですから仕事の速度100倍論というのはあながち間違いではないと思います。

ところで、これだけ効率化された世の中で今なにが起こっているのかといえば「楽々生活」ではなくなんと「働き方改革」、残業時間の法的規制がいよいよスタート、というわけです。

言ってみればこれが昭和と令和のちがい(ところで今驚きましたがこの文章をワープロで打っているときに「れいわ」と入れたらみごとに漢字に変換されました!)ということです。

しかし真剣な話、これだけ技術が発達して仕事の効率がアップしているのに「失っているものが時間である、少なくともそう感じる」という事実、これを合理的に説明することは容易ではないと思います。

考えてみれば平成の30年間は昭和と令和をつなぐほぼあらゆる技術が出始め、出そろった時代だったといえるのかもしれません。

私の個人的な時間の区割りをITとの関係でふりかえれば、生まれてから30年間(昭和後半)の変化はほぼ変化なし、30歳から60歳までの間に前述の1時間〜4日間のような革命がおこったということになります。

あとひと月足らずで始まる令和ですが、その時代、さすがにグラフつくりの仕事に要する時間が1時間から5分になることはもはやないと思うのです。

けれども別の何かはきっと現在想像できないくらいに発達するに違いありません。

無人自動車があたりまえになって「運転免許の返納」ということばが死語になっているでしょうか、画期的な健康法や医薬品が開発されて認知症がゼロになっているでしょうか。

私はそんなことより真に「働き方改革」が実現してくれていることを切に望みたいと思うのですが、こればかりは「90歳の私」に聞いてみるしかありません。

もしかしたらまだ仕事をやめられなくて、改革の渦の中を泳いでいるのかもしれませんが!?


次回の更新は4/11(木)です。

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