執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : L-カルニチンについて : 
2019/05/23 (9:00 am)

カルニチンを含む食材

たとえばビタミンCが多い食品といえばレモン、などという連想がはたらきます。

でも実際にはビタミンCは意外にもジャガイモに多いとか、レモンはたくさんたべられないからかえってビタミンCの摂取には向いていないとか、やや進んだ議論もあります。

カルニチンについていえば、これは圧倒的にお肉の中にたくさん含まれています。

お肉の中でも羊や牛などの草食動物が特にカルニチンがリッチで、次いで雑食性のブタなどに多く含まれています。

鶏肉もおよそ似たレベルです。

シーフードになるとだいぶ少なくなります。

そして最も少ないのが野菜や果物類です。

どんな食材にどのくらいのカルニチンが含まれているかということはかなり詳しく調べられていますので、ある人の食事の日々のメニューがわかれば一日にどのくらいのカルニチンが摂取されているのかが割合正確に計算できます。

およそ食材はまんべんなく食べるのが理想的ですから、さまざまな食材の特徴や短所を知っておくことは健康上とても役に立ちます。

カルニチンの観点からお肉が健康に良いということは正しいと思います。

ですがお肉を食べるということは同時にたくさんのタンパク質を摂れるという利点もあります。

またビタミン類やエネルギーとして利用しやすい飽和脂肪酸なども豊富です。

つまりこういう総合的なメリットで考えて行けば「食肉」はやはり栄養的に優れた食品に相違ありません。

一方、カルニチンが少ないからといって野菜や果物をとらえてしまうとこれは問題です。

当然ながら野菜や果物に特有の栄養素もまた様々あるからです。

というよりそれらは肉食に偏る欠点を補うのに最も手っ取り早い食材です。

「生物学は食べながら学ばれる」という言葉のとおり、毎日食べている食材にどんな特徴があるのかという知識を少しずつ蓄えて行くことは長い目で見るとかなり重要な健康養生訓になることはまちがいありません。

医学や薬学の専門家でもそういうことは必ずしも詳しいわけではなく、どちらかといえば「病気になったあとの措置」の専門家なので、栄養には栄養の専門家が必要なわけです。

栄養士とか管理栄養士という方々がもっと活躍される余地がずいぶん残されています。

それでもカルニチンがどんな食材に豊富なのか?といったことは管理栄養士さんの間でもまだそんなに知られていない知識、情報ですから、さまざまな情報交換の必要な領域はまだいくらでもあるのですね。

このブログでもそんな「目からウロコ」を一枚でも落として頂ければと思います。

私も勉強を続けて行きたいと思っています。


次回の更新は5/30(木)です。

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