執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


下記「お気に入りに追加」ボタンをクリックするとブラウザの「お気に入り」に自動追加されます。(Internet Explorerでのみ有効)


カテゴリ : L-カルニチンについて : 
2019/06/27 (9:00 am)

けなげな肝臓くんを大切に・・・!

肝臓は「沈黙の臓器」などと言われますが、実際にはとんでもないことで(たしかに音こそしませんが)猛烈な働き者なのです。

毒性のある物質が入ってきたらこれを解毒したり、エネルギーを産生したりもしますし、ブドウ糖やケトン体、脂肪などの「燃料」を作る仕事もしています。

また、骨格筋や心筋で脂肪をエネルギーに変えるために必須の成分であるカルニチンも肝臓で作られます。

巨大な化学工場に喩えられるこの臓器は巨大であるのみならず多彩であるところが重要な特徴です。

そしてやはり、たいへん「けなげ」に働いてくれることも見逃せません。

どのあたりがけなげか、というと、肝臓が苦労して作り出した物質を肝臓自身ではあまり消費せず、他の臓器に献身的に送り届けようとするところです。

肝臓からプレゼントされる物質にはカルニチン、ブドウ糖、ケトン体、脂肪酸などがあります。

肝臓で作られたカルニチンのほとんどは血流を通じて各所の筋肉に届けられ、そこでチラチラと24時間脂肪を燃焼させるのに使われます。

また空腹時の肝臓ではアミノ酸や乳酸からブドウ糖も作られ、脳や赤血球などに欠かせないエネルギー源として利用されます。

それから、脂肪が燃えて生じるケトン体というたいへん使いやすい燃料も肝臓だけに作り出せる良質の燃料なのです。

脂肪を利用できない脳にとってこのケトン体は飢餓の状況に追い込まれたときなどは貴重な駆動力のもとになります。

一方逆にエネルギーが余っている時は余っている時で休むことなく、今度は余剰のブドウ糖を脂肪に作り替え、身体の各所にある貯蔵場所に送り込みます。

「糖類を摂ると太る」という現象は現代人にとっては目の敵のように思われがちですが、本当は飢餓のピンチに際して自力で命を守るための命綱、大病に襲われたり大手術を受けたりするときに生き延びる際には、こういう備蓄がものを言います。

このように空腹時にも満腹時にもこのように肝臓は仕事をしていますが、その方向性はエネルギーを生むか貯蔵するかどちらか一方であるところがミソです。

いずれにしてもこういうけなげな臓器によけいな負担を強いないということは、健康の極意ともいえます。

きついクスリを多用することやアルコールを頻繁に送り込むことは肝臓にとっての「過酷な臨時の仕事」になります。

寝酒などが決してよい睡眠につながらないことはこれが「真夜中の残業」にあたるからです。

ブラック企業ならぬブラック残業は避けて、是非けなげな肝臓くんを大切にしたいものです。


次回の更新は7/4(木)です。

  |  トラックバック数 (0)

このエントリのトラックバックURL
http://www.l-carnitine.jp/blog/modules/weblog/weblog-tb.php/765

毎週木曜日更新!健康に関するクイズ!
企業・研究者様向け“L-カルニチン”総合案内
本サイト運営企業。L-カルニチンの世界最大手メーカー
L-カルニチンサイト(英文)
id: 
pass:   
 
Copyright © 2005-2013 LONZA Japan.All Rights Reserved.