2019/07/18 カテゴリ: L-カルニチンについて : 

プロテインとL-カルニチンを一緒に採れば・・・

L-カルニチンと一緒に摂取するとよい栄養素にどういうものがあるでしょう。

L-カルニチンは脂肪を燃焼させてエネルギーに変える成分です。

生み出されるエネルギー(ATP)はあらゆる生命現象を担う通貨のようなものです。

世の中の経済と同じく無料、無償で動くしくみは少ないものです。

身体でいえば、ものを分解するにも合成するにも、細胞の中に何かを取り込むことにさえエネルギーが必要になります。

家を建てるときと同じことですが一般に何か新しいものを合成しようとする場合には分解するときよりもかなり大きなエネルギーが必要になります。

脂肪は燃料としてはかさばらないコンパクトな物質なので、これを上手に燃やすことができれば「物作り」の予算がスムースに計上できて作業も大いにはかどります。

遺伝子に書き込まれた順序に従ってアミノ酸をつなげてゆくとタンパク質ができます。

タンパク質は筋肉のような構造物になったり、酵素として身体の中の化学反応を進める触媒になったり、あるいは抗体になって身体を守ったりと文字通り七変化、八面六臂の活躍をします。

これらは単調な作業ではなく、気の遠くなるほど多種類の完成品を生み出す壮大な流れ作業です。

理路整然とこの流れ作業をこなすためにはその材料になるブロックが必要ですが、タンパク質をつくる場合のブロックはアミノ酸、そしてそのアミノ酸を大量に効率よく得るためにはまさにその原料である「タンパク質を食べる」ことが基本になります。

日常の食事の中で摂取する肉類や大豆類、牛乳や卵などが代表的なタンパク質です。

こういった原料・材料を執る一方で、これらをいったん酵素で分解してばらばらにし(この酵素もまたエネルギーコストを支払って作られるタンパク質ですが)それを精密に組み立てる、そのためのエネルギーが十分に供給されなければなりません。

「脂肪燃焼」というと憎き体脂肪を撲滅するということで関心が高いものですが、そうやって脂肪を減らす一方で莫大なエネルギーが意味のある使われ方をするのだという認識をもつこと、これもたいへん重要なことだと思います。

もっとも、現代社会の多くの国々では「いざというときのための体脂肪エネルギー」が預金のように過剰になっていて生活習慣病が社会問題にもなっています。

いざというときの預貯金も日本などではだぶついていて流動性が悪くなっています。

溜まりすぎてかえって具合が悪くなったり、一か所に滞留して格差が生じてバランスが失われるあたり、体脂肪と経済はよく似ています。

蓄えておくばかりでなく上手に使いこなす潤滑剤が必要です。

L-カルニチンは身体の経済バランスを整えて、エネルギーの溜まりすぎや偏在格差を和らげるためにも重要な成分なのです。


次回の更新は7/25(木)です。