2019/09/12 カテゴリ: つれづれ : 

災害とサプリメント

毎年のように、しかもあまりにも次々に災害が押し寄せてきます。

今回の台風15号ではついに私の住んでいるところも停電になりました。

真夜中の午前3時前に送電が途絶え、そこから約15時間スマホでの通話やインターネットの使用もまったくできなくなりました。

それでもまだ15時間で復興しましたから何とかなりましたが、今も千葉県をはじめとする各所では電気や水のない状態が続いています。

油断していたわけではない、と言いたいのですが実際に電気がなくなってみるといかにさまざまなことがマヒしてしまうかということを思い知りました。

ところで、伝統的な栄養学の基本は「飢餓の時代、短寿命時代の栄養状態の救済」にあります。

つまり、欠乏症に対する対策が基礎をなしています。

ですが飽食の時代、長寿の時代になってからはこの伝統的な栄養学は必ずしもフィットするものではないとも言えます。

けれども災害で通常の食糧事情が途絶えたときには「基本の栄養学」は非常に大きな意味を持ちます。

優先順位としてはマルチビタミンやミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸などが上位に来ます。

これをファーストラインだとすると、次には「準必須栄養素(自分の身体で作れるが不足しがちになる栄養素)」が来ます。

ここではL−カルニチンはCoQ10などが役に立ちます。

もちろん、基本になる炭水化物、タンパク質、脂肪については摂れるものがあれば何でも摂取すべきですが、前述の必須栄養素や準必須栄養素などは「当面食べられる栄養素」に加えてゆくことで身体の代謝オプションがずいぶん広がってくるのです。

皆様方がふだんから身近に置いて摂取していらっしゃるサプリメントがあれば、それらが緊急時にどういう役に立つかという観点から考え直してみられることにも意味があると思います。

L−カルニチンであれば身体に蓄えられた脂肪を「緊急エネルギー」として利用し、急場をしのぐことに一役買います。

日本のどこかで何かあるごとに「災害時の備蓄」という観点から、そろえておくべきサプリメントのラインナップを見直してみてはいかがかと思います。

ちょっとした栄養素の補給が潤滑油の役割を果たすことによって疲労を抑え、自分や周囲の咄嗟のピンチを首尾よく乗り越えることができるようになります。

被災地域でのライフラインの復旧を祈りつつ、私自身身の回りを改めて振り返る機会ともしようと思います。


次回の更新は9/19(木)です。