2019/10/03 カテゴリ: L-カルニチンについて : 

筋トレをし、カルニチンを摂る「食糧備蓄法」

たとえば一つの家を考えてみたときにも、冷蔵庫には食べ物が入っています。

あるいは押し入れの一角にはティッシュペーパーのような消耗品を置いておく場所があったりします。

自動車なら燃料タンクが、物販を行う企業であれば倉庫があってそこに在庫が置いてあります。

こういう在庫というのはいつも手近なところにあって必要な時必要なだけいつでも使えるところに意味があります。

また在庫はすでに購入した物品、つまり「自分の資産」になっています。

これを身体になぞらえて考えてみます。

三大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質)はいざというときのために身体に蓄えられています。

まず炭水化物ですが、これはグリコーゲンの形で肝臓や筋肉にストックされています。

ですが、これを溜めておく場所は狭くせいぜい数時間〜十時間くらいで空っぽになってしまう、実に手軽に使われる消耗物です。

脂肪はお腹や皮下に溜められますが、こちらはほぼ無尽蔵に蓄えられます。

それに脂肪はコンパクトなので蓄えられる量も莫大です。

最後のタンパク質。これはどこにどんな形で蓄えられているのでしょうか?

答えは「筋肉」です。

筋肉はからだを動かすために必要なものですが、そこにはL-カルニチンがたくさん含まれており寝ている間にもそこで脂肪が燃焼しています。

ですが筋肉は脂肪を燃焼するためにある、というより、ほんとうは筋肉を維持する為に脂肪が使われているといったほうがよいと思います。

この筋肉の維持こそがいざという時のためにタンパク質の在庫を充実させることにほかなりません。

飢餓状態になったとき、脂肪や炭水化物も備蓄から払い出されますがタンパク質は筋肉という貯蔵庫から調達されます。

脂肪や炭水化物は食事さえ多めに摂っておけば簡単に増やせますが、タンパク質はどうでしょう。

もちろん食べることは必須ですがそれだけでは不十分です。

ほかに必要なもの、それは運動、特に筋トレです。

運動することによって筋肉は少し損傷しますが、その損傷を補う形で新しい筋肉ができてきます。

それを繰り返しているとその部分の筋肉が大きくなる、つまりそこにタンパク質が蓄えられるようになるのです。

筋トレは筋力を獲得することにもなりますが、同時に生命維持に必要なタンパク質を蓄える行為だということもできます。

このように脂肪や炭水化物と違ってタンパク質を蓄えることは少し意識的な努力が要ります。

また加齢や疾病によってこのタンパク質の在庫は次第に、あるいは急激に払い出しが多くなってしまう、つまり痩せて行きます。

健康や転倒防止のために筋トレをされている方は多いと思いますが、まさかそれがいざという時のタンパク質を備蓄する行為だと意識する人はあまりないことと思います。

L-カルニチンは、一度溜めた筋肉をきちんとメンテナンスし「体内のタンパク質備蓄」を確保しておくために実は重要だ、そんな言い方もできるかもしれません。

やむをえず手術や入院をしなければならなくなったようなときにはどうしてもそういった「体内の食糧備蓄」に依存しなくてはなりません。

病気にならなくても加齢自体が体内食料、とくにタンパク質の備蓄を徐々に減らしてゆく過程になります。

こんなイメージを持ちながら筋トレをしてみるとまたちょっと気分が変わってくるかもしれません。

スポーツの秋はそれにはうってつけのシーズンでしょう。

タンパク質をしっかり食べて筋トレ、そしてL-カルニチンを蓄えることは非常に効果のある方法だと思います。


次回の更新は10/9(木)です。