2019/11/21 カテゴリ: L-カルニチンについて : 

L−カルニチンは「足りていないとき」だけに働きます

たとえば医薬品の場合であれば何の症状もない時に服用しても何らかの反応が起こります。

もともと何もない場合におこる反応というのはからだにとって好ましいものは少なく、たいていはなんらかの不具合や不快感を伴います。

これがいわゆる医薬品の副作用です。

クスリはだいたい飲めば全身に巡るものですから、たどりついた様々な細胞の中で何らかの相互作用が出てきます。

こういう副作用があったとしても「いま生じているつらい症状」を抑えることができるのであればそれが優先されます。

つまりデメリットがあることを前提とし、それを上回るメリットを期待するという立場で医薬品は使用されます。

抗がん剤などのきつい薬ではデメリット(副作用)の方がメリットを上回ることがよくあります。

ガン細胞もダメージをうけるけれども正常な細胞もやられてしまうというわけです。

L-カルニチンなどもともと身体でつくられている成分はこのような副作用がほとんどないのが特徴です。

効き方もクスリとは異なります。

飲めば身体全体に行きわたる点では医薬品と同じですが、L-カルニチンが不足している細胞があれば、そこでだけ仕事をします。

不足していない細胞ではとくに何も仕事をせずにその場を立ち去るか、あるいは筋肉のようにその場にとどまって次の仕事を待つかします。

逆に何らかの理由でL-カルニチンが不足していることがあればそのギャップを埋めるべく働きます。


ではどんなケースで足りなくなるのかというと、次のような場合です。

・高齢の人

・アスリートなど激しい運動を行いそのあとの回復に大きなエネルギーが必要な人

・非常に肥満している人(肥満しているから不足しているのではなく、不足しているから肥満しているわけです)

・痩せすぎていて体力が減っている人

・疲労感のある人

・病気療養中の人(とくに人工透析をしている人)、

・手術後の人

・妊娠しているお母さん

・不妊傾向のある男女の方

こんなところです。

したがって普通に生活している若い人たちの身体にL-カルニチンが入って行ってもとくに足りていない組織や臓器があるわけではないので、そういう場合には筋肉に蓄えられるかよほど余分であれば速やかに尿中に排泄されます。

ですから、ちょっと疲れているな、相当太ってきて食養生しても効果がないな、やせすぎちゃったかな、というようなときにL-カルニチンを500-1000 mg摂取すると足りないところが補われ、きっといろいろな具合が改善してくると思います。

L-カルニチンは何週間か摂取すると効果的ですが、飲めば1回づつきちんと働いてくれることがヒトの試験でわかっています。

次回の更新は11/28(木)です。