2020/02/20 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 : 

「ニュースバリュー」という難物

L−カルニチンは2018年から養豚飼料添加物としても使用されています。

こちらは母豚に与えて健やかな赤ちゃん豚が生まれるようにするのが目的です。

ところで、今週その関係の仕事先で「ちかごろ豚コレラのニュースはめっきり減りましたね」という話がでました。

1月の初旬に本土から(罹患したイノシシが侵入不可能なはずの)沖縄に豚コレラが発生したというので大騒ぎになりました。

この伝染病は何千頭という貴重なブタを屠畜して廃棄しなければならず、経済的にも心理的にもかなり深刻なものです。

そしてこの問題はいまだ根本的に解決していない、どころか感染経路の解明についてはお手上げといった状態です。

豚コレラウィルスの報道が減ったことはヒトコロナウィルスが発生したことと大きく関係しているでしょう。

もちろんウィルスについての警告を発し続けることはメディアの仕事です。

少し大きめに警戒しておいて「取り越し苦労だった」ということのほうがよいですから。

けれどもパニックにつながるような報道には閉口します。

テレビの取材中に検査結果が陽性だったという知らせをケータイで受け絶句してしまうタクシー運転手さんの様子をリアルタイムで撮影して流すとか、屋形船の感染経路を推理小説のように解明してみせるなどというのは意味がないと思います。

ふつうのインフルエンザにしてもそれがもとで肺炎を併発して高齢者の方が亡くなる、といったことは毎年2,000-3,000人の規模で起こっていることです。

ただ、ニュースバリューがないから放映されていないだけのこと。

さて「気温が上がってくればウイルスは鎮静化する」ということが経験上言われています。

これは体温の上昇と免疫力向上の関係、ウイルスが熱に弱いということ(だからこそ感染すると身体は発熱しようとする)からある程度期待されることです。

今夜からできることとして「10分間ゆっくり温かいお湯につかること」を挙げたいと思います。

これには気分的な鎮静も含めウィルス対抗上も理にかなっています。

引き続き、冷静沈着にご用心くださいますよう。

次回の更新は2/27(木)です。