2020/03/19 カテゴリ: 健康 : 

改めて認識「新型コロナは人類初の試練」

新型コロナウィルスのようなやっかいな病原体はこれまでの人類史に一度も出現しなかったのでしょうか。

正確なことはわかりませんが、これまでにもたぶん発生していた可能性はあると思います。

西暦が始まったころつまりいまから2000年ほど前の地球人口はせいぜい3億人程度、そこから1200年たってもまだ4億5千万人ほどに過ぎなかったと推定されています。

私が小中学校だったころ(つまり50年ほど前ですが)の世界人口は30億人、と社会の教科書に出ていました。

それが今や70億人を突破しているわけです。

人口増加は指数関数的ですから直線ではないのですが、仮に単純に比較してみれば西暦後の1200年の間での人口増加は12.5万人/年、ところがこの50年間では8,000万人/年というすさまじいことになっています。

地表の面積、というよりヒトの居住地域の面積はここ2000年ではほぼ変わりませんから人口密度で比べるとさらに比較にならないような密集度で現代人は暮らしていることになります。

つまり、密集度に関して現在は非常に感染リスクが高い空間に共存しているといえます。

そして移動距離を考えると、これはさらに比較になりません。

この点さほど歴史をさかのぼるまでもなく、2002年のSARSの頃と比べても格段の差があるといえます。

昔なら「風土病」と思われていたものがいまではあっさりと地球規模で広がるようになっているということです。

となると、やはりこれは人類がかつて経験したことのない疫病と考えざるを得ません。

私がブログで新型コロナにはじめて触れたのは1月30日(『「感染しても発症しない」も大切』)でした。

その1週間後の2月6日のブログタイトルは『鎮静化しない疫病はない』でした。

正直なところ私のふた月足らず前の認識は楽観的すぎたと言わざるを得ません。

その楽観さは「インフルエンザとさほど変わらないだろう」と考えたところからきています。

「感染しても発症しない」ことの大切さも「鎮静化しない疫病はない」ことも事実だとは思いますが、今の知識では「感染しても発症しない」ことがむしろ問題を大きくしていますし鎮静化に向かう時期を予想することは簡単ではなくなってきています。

人類初の事件ですから、その対策もまた人類初とならざるを得ません。

奇しくも出だしのところで起こった豪華客船騒ぎで日本がクローズアップされていましたが、その後外出を控える、手洗いを励行する、密閉集団をつくらない、という基本に国民が協力していることで今のところ私たちは精いっぱいの戦績を残しているといえるのではないでしょうか。

かくなる上は、「家に閉じこもっていればこそできること」をめいめいが見出して行くことがたいへん重要になってくると思います。

次回の更新は3/26(木)です。