2020/05/21 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 : 

BCGと新型コロナ

「結核菌に対する予防接種であるBCGワクチンを受けている人は新型コロナウィルスに対する抵抗力が強いのではないか」ということが指摘されています。

これに対し「まことしやかに」といった修飾語をくっつけて反論してみましょう(つまり、まことしやかにBCGが新型コロナに効くなどと言っている人がある、という立場ですが目下のところその論を述べることが「有識者であることの証」のように思われているふしがあります)。

BCGは結核菌に対する免疫を獲得するために接種するものである。

⊃祁織灰蹈淵Εルスは結核菌ではないばかりか「細菌」ですらない。

従って、BCG接種が新型コロナに有効などということは考えられない。

て本人でBCG接種を受けている人でも感染したり亡くなったりしている人がある。

さらに、

い修發修癲米本においては)BCGは新生児や幼児のために製造されているので成人や高齢者に接種すると甚だしい供給不足を招くことになり非常に問題である。

イ泙辛塒儖佞棒楴錣垢襪閥表蠹なアレルギー反応が起こる可能性がある

このうち特にい砲弔い討聾獣奮ではまったくもっともなことで反論の余地はありません。

一方実際にBCG接種を義務付けている日本、韓国、ポルトガルなどよりもそれを行っていない米国、イタリア、スペインなど多数をグラフに表してみると罹患者数の割合も死者数の割合も「統計的に明らかな相関関係がある」ということはもはや否定することができないところまできています。

こういうと、それは相関関係であって因果関係ではない、という反論がさらに返ってくることと思います。

因果関係というのは「なぜBCGが新型コロナに効くのか?」ということを根拠立てて説明できるかどうかという問題で、これについては「現状ではデータがない」と答えざるを得ません。

あるいは因果関係が説明できなくても「BCG接種を受けた人と受けていない人」をきちんと割り当てた臨床試験を行い、そこで統計的に有意な差が出たということを示すことでもよいと思いますが、これについても「現状ではデータがない」としかいえません。

ただし「だからBCGについてはもはや関心を払わなくてもよい」ということになるかといえば、それは強くNOだと思います。

もっと多くの調査を疫学的に徹底的に行えば現段階でもその有効性が事実上証明されるかもしれません。

それに加えBCG接種が新型コロナ対策に有効であることを因果関係として説明し得る可能性があります。

次回はそのことについてお話したいと思います。

本日大都市圏に対する緊急事態宣言が解かれるかどうか何らかの発表が予定されているようです。

いずれにしましても当面は引き続き用心の上、できることから再開したいものです。

次回の更新は5/28(木)です。