2020/05/28 カテゴリ: L-カルニチンについて : 

もしもBCG説が本当なのだとしたら・・・!

ようやく緊急事態宣言が解除となりました。

経済の歯車も徐々に回り出すとともに、これからはこれまでのさまざまな施策が正しかったのかどうかといった検証やそれをもとにした第二波への備えも本格化してきます。

前回BCGの話をしました。

「BCGの予防接種を行っている国は新型コロナの影響を受けにくい」という命題です。

事実としてかなりはっきりそれはつかめているのですがそれは「相関関係」というもので今のところ「因果関係(原因と結果が説明できること)ではない」ということです。

免疫には感染してきた病原菌に幅広く即効的に対応する自然免疫というものと、一度感染されたらそれを記憶し、免疫グロブリンをオーダーメイドして次に備える獲得免疫のふたつで成り立っています。

ところが最近これに「訓練免疫」ということばが加わってきています。

これは自然免疫とも獲得免疫とも異なるちょうどその中間型の免疫です。

つまり、不特定多数の外的を相手にするところは自然免疫と似ていますが、「免疫の記憶を伴う」という点では獲得免疫に近いものです。

けれども獲得免疫のように免疫グロブリンの助けを借りるのではなく、タンパク質を独特の反応で印付けする、というものです。

訓練するようにして感染者のことを覚え、遺伝子に頼らずにその記憶を長時間保つということですね。
英語ではtrained immunityと言います。

BCGはどうもこういう作用があるのではないだろうか?というのが点と点を結ぶ謎解きの回答候補というわけです。

もちろんこれを証明するためには時間がかかります。

ただ、私が思うにもしも(もしもです)BCG説が本当だったとしたらそれが解決策なわけで、他のどんな仮説をたててみてもうまく謎が解けるはずはありません。

ですが目下のところBCG説はタブー、とはいいませんが、まともに論じられる段階ではないというのがおおよその状況でしょう。

結核菌撲滅のために奮闘された医学研究者は数多く、古くからさまざまな論文が発表されています。

そういったものを丹念に紐解く作業を私も陰ながら続けたいものだと思っています。

日本は結核菌研究では歴史的にレベルの高い国なのです。

次回の更新は6/4(木)です。