2021/05/27 カテゴリ: つれづれ : 

ワクチンは免疫薬というより社会の精神安定剤である

昨今は微妙かつ複雑な国際情勢、新型コロナの問題などが震源地となって憲法改正や言論の自由といった形而上的、抽象的な論議がかつてなく話題に上るようになりました。

一方感染者数の推移とならんでワクチン接種の進捗などの具体的な数字のトレースがメディア報道の日課となっています。

ワクチンを打つことについての考え方を整理すれば、
^豺錣眩瓩打ちたい(特権を利用して早く打つ人は「ずるい」「けしからん」と思う)
急がないが、機会が来れば打ちたい
B任辰討眤任燭覆てもよい
い任れば打ちたくないが打つ(立場上仕方なく打つ)
ヂ任燭覆て済むのなら打ちたくない
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というふうに分かれるのではないかと思います。

ある自治体の首長が先んじてワクチンを打ったということに非難が集まり、くだんの首長は自分は医者だから打ったなどという(しなくてもよいような)言い訳をしたという話です。

責任ある立場なんだから優先的に打ったって良いじゃないか、という見解の人も含めてこういうケースは前述,療儀仁磴世隼廚い泙后

また政府や議員、一般メディアの報道内容も基本的に,暴爐犬討い襦△箸いΔまるで^奮阿離院璽垢呂覆いのような前提に立っているとさえ見えます。

一方私の知る限りぁ銑Δ里茲Δ縫錺チンを遠ざけて考えている人はいわゆるプロの医療者、科学者などの間に少なくありません。

またワクチンを拒否する人の中には科学とは全く違う理由によって拒む人もあると思います(たとえば宗教上の理由などによって)。

で、私はといえば「イ剖瓩きぁ廚任后

けれどもあまり大っぴらにこれを公言することは思わぬバッシングに合いそうな気もしてきてかなり憚られます。

私がワクチンにあまり乗り気でない理由はさまざまありますが「打ちたい人、打ちたい国が多いのであればまずそちらをどうぞ優先してください」というふうに思うからです。

打ちたくて仕方のない人と打ちたくない人との間では折り合いがつきやすいのです。

ワクチンの副反応に関する短期的なリスクですが、これは今のところ確率として積極的に恐れるほどのものではなさそうです。

中長期的なリスクについては誰も何とも言えません。

このワクチンが遺伝子を打ち込むという全く新しいタイプのものだからです。

この点にはかなり不安を感じますが、現在高齢の方であればもはやあまり怖がらなくてもよいはずです。

若い人、とくにこれから子孫を残す立場にある人、これから壮年期に向かって社会を支える年代の人、こういったところには慎重に接種すべきではないかと私は思います。

また変異株に対する有効性についてはこれもまったく手探りだという事情もあります。

そもそもの話、日本の感染状況は世界的に見ていぜん非常に低いレベルですから、そこで混乱を来すような医療行政のシステムを是正することにこそ(ワクチンの分捕り合戦より)優先してもらいたいものだと思います。

以上様々な側面がありますが、総合的にワクチンのメリットとデメリットを考えてみれば接種しているから安心して施療する側に回れる、飲食店もフル回転できる、という状況が生み出せること、この「安心のファクター」が非常に大きい。

やや皮肉な表現をすればワクチン接種は社会全体にとっての精神安定剤としての機能の方が免疫作用よりだいぶ大きいのではないか、これが正直な私の感想です。

もちろん、今回のさまざまな遺伝子ワクチンの「地球規模での臨床試験」は人類全体の莫大な経験となりますから、これをもとにもっと高い効き目、迅速、低価格、低副反応な開発ノウハウが確立されることが究極のゴールです。

手洗い、うがい、マスクなどの習慣、テレワークの促進、有事に備えた社会体制の組み直し再考、マスコミ報道に対する限界や疑問の提示、これらはみな奇しくも新型コロナ禍がもたらした別次元の「副反応」ですが、少なくともこちらについては大いに歓迎したいと思います。

次回の更新は6/3(木)です。