2021/11/04 カテゴリ: 健康 : 

これからは「村上春樹スタイル」が良いかも・・・?

「自由業」という職にある人々は組織に属さずに働いている人だとしてみます。

逆に「組織人」の場合、決まったところに毎朝出勤するのが一般的だとすると「自由業は通勤しない仕事である」と定義づけてみることもできるでしょう。

三十数年間ですが、私は組織人として出勤する生活をしてきました。

そして昨年の春から突然その習慣が激変しました。

つまり出勤しなくなった私は期せずして自由業者的になったわけです。

リモートワークのメリットはもちろん移動時間を劇的に節約できることですが、それによる当然の結果として失われたものは「運動量」でした。

コロナ禍が治まってきたこともあり先月は何度か出掛けましたが、いくつか用事をこなしてから帰宅しスマホの万歩計を見るといつも数千歩くらいにはなっていました。

靴を履いて(あたりまえですが!)階段を昇降する、建物の中や駅地下を移動する、こういうことを運動だとことさらに意識したことなどありませんでしたが(片足数百グラムとはいえ、靴を履かずに)巣籠り生活を1年半以上続けていると改めて「ただ出歩くこと」が馬鹿にならない身体活動だということをようやく最近実感するようになりました。

いまのところはっきりした運動不足の影響は今のところ出ておりませんが、それでも外出した日に注意しているとやはり脚の筋肉の張りなどがいつもと違うことに気付きます。

立花隆さんや小松左京さん、開高健さんなどは巨大な著作を残した「自由業の権化」、見上げるような存在です。

いずれも技術系の出身ではありませんでしたが、そこいらの理系人間がまったく敵わないほど森羅万象の科学領域にも精通していました。

しかしながら、少し不思議に思うことはこれら「知の巨人」であってもいわゆる「健康リテラシー」にはそれほど関心を払われていなかったのではないかということです。

立花さんは中年期以降いわゆる生活習慣病のデパートのような状態だったと自ら語っていますし、開高さんはウヰスキーとパイプの愛好者、小松さんは恰幅のよい喫煙家でした。

このような「天才自由業」の人たちにとって健康に配慮するようなことは自らの創作意欲と天秤にかけて取るに足らないバカバカしいことだったのかもしれません。

一方、村上春樹さんはベテランの長距離ランナーでもあり、自らが健康管理を非常に意識しながらコンスタントに仕事をするタイプの作家であることを明言しています。

私は職業柄、自分の健康リテラシーは高い方だろうと思ってきましたが、気付いてみると「頭でわかっていることと実行面の乖離」という問題はけっこう深刻な状況に至りつつあったように思います。

「知の巨人」と引き比べるなどまことに不遜なことではありますが、遥かに小粒な自由業者的存在ではあれ、これからは改めて村上春樹さん型のライフスタイルを意識して行かなければと思い始めているところです。

誰しもいつかは組織を離れて行くという意味で「自由業の健康達人」を究(きわ)めて行くことはけっこう重要なことではないでしょうか。

これも新型コロナが図らずも与えてくれた生き方のヒントのような気がしています。

次回の更新は11/11(木)です。