2021/12/16 カテゴリ: 健康 : 

日本人の総合力

日本の新型コロナウイルスの新規感染者数はこのところ100人台、東京では10〜20人台、また新規感染者がいない県もかなりあります。

本当に幸いな状況ですが、これについて先日理化学研究所から興味深い論文が発表されました。

私たちの身体にはHLA抗原というものが存在していますが、日本人の6割が感染に抵抗できるタイプ(HLA-A*24:02)のHLA抗原を持っているそうで、これが日本での感染抑止に役立っているのではないかということです。

欧米人ではこのタイプの保有者が1-2割とのことですから、昨今の欧州での状況などを見ているとなかなか説得力があるように思われます。

人種のちがいがウイルス感染の仕方に影響することは以前から考えられていますが、その意味で遺伝的背景も近い韓国で5000〜7000人台という新規陽性者が出ていることを見るとまだ本当のところはわかりにくいと言わざるを得ません。

一方電車やバスに乗っていて容易にわかる通り日本人のマスク着用率はほぼ100%に近い、これは間違いないと思います。

マスクそのものの感染抑止効果については、それだけを見れば「科学的にナンセンスである」との説に同意したくなりますが、前述のような遺伝的背景に加えて「マスク着用率100%をいとも簡単に達成してしまう国民性」が結果として日本人としての総合力を高めているのではないかと思います。

油断大敵ではありますが、年末年始に向かっていく中でともかくも現在の状況はありがたいことです。

これからの一か月をこの調子で乗り切れたら、相当に安心度は高まって行くのではないでしょうか。それを切に期待したいと思います。

次回の更新は12/23(木)です。