2022/05/12 カテゴリ: 食生活 : 

旬!しゅん!しゅん!

生きて行くためには食べなければなりません。

食べ物というものはどんなものであれことごとくが動植物つまり「生き物」です。

命をもらって生きている、なので私たちはごはんを頂くときには「いただきます」という感謝の言葉を唱えるのだと聞いたことがあります。

先日近所のお寿司屋さんに行ったのですが、そこで山椒の葉を添えた筍(たけのこ)やゼンマイ、ホタルイカなど旬のものがたくさん出て来てずいぶんとたのしみました(今気づきましたが、筍という字は竹かんむりに旬(しゅん)と書くのですね)。

最近ではいろいろな食品が年中出回っていますので季節感がだいぶ薄らいでいますが、とはいえ旬のものはやっぱり旬のもの、美しくておいしいのです。

のみならず「安い」わけですからまさに良いことずくめです。

旬を食すると何となく元気をもらえ運気も上がるような気分にもなるものですが、実際栄養面でも多くの点で理にかなっています。

たとえば旬の魚は勢い良く泳ぎ回るために大量のエネルギー物質(ATP)を体内で合成していますがこの成分はうまみにも関係しています。つまりATPが多いほど美味しいのです。

釣り上げたあとにあまりピチピチと暴れまわるとATPはどんどん減ってしまい味が落ちてしまいます。

そこで「生き絞め」によって釣ってからすぐに神経を切断して動かないようにする方法が取られたりもするわけです。

またタケノコをはじめとする新鮮な野菜はこれから世に出て成長し根を張ったり蕾から花を咲かせて実を成らせ、種を作るというイベントに向かうスタート時点にいるわけですから成長に必要な栄養素や未熟な細胞を守るための抗酸化物質、ビタミン、ミネラルなどをふんだんに蓄えています。

これらを頂くことができれば生命の源をそのままそっくりもらえるわけですから身体によいことは間違いありません。

もちろん熟したり発酵させたりした食品も大いに価値あるものですが、季節と共に芽吹いてくる食材は生命力のエッセンスという点において格別の位置にあると思います。

そういえば、お母さんからもらう新鮮なミルクは赤ちゃんが爆発的に成長するための栄養素を濃縮したものですし、鶏卵なども殻の中で一個の立派なヒヨコという生き物を完璧に作り上げるエネルギーや素材が過不足なく入っているわけですから、そういう意味では完璧な(旬の)食材だといえます。

さてさてそれはともかく、あまり含有成分や栄養価のことばかり気にしているとせっかくの味も落ちようというものです。

旬のものは旬のものとしてぜひ風流に五感六感で楽しみながら頂きたいたいものですね。
次回の更新は5/19(木)です。