2006/12/26 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 「天の恵み」を失敬しながら生きている私たち このことは、ミトコンドリアは持っていても脂肪をエネルギー源にしないであろう植物にL-カルニチンがほとんど存在しないこととも矛盾しません。脂肪を燃焼させて筋肉を動かすために、羊や牛は体内にL-カルニチンを持っている。私たちが、羊肉や牛肉を食物... 続きを読む >
2006/12/22 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 なぜその成分がそこにあるのか? たとえばL-カルニチンの場合、植物には非常に含量が低く、食肉の中に多く含まれています。これなどは、比較的その理由を説明しやすいように思われます。つまり、脂肪が筋肉細胞の中のミトコンドリアに運ばれて燃焼する際に、L-カルニチンが運搬役をしてい... 続きを読む >
2006/12/19 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 意外なところに意外な栄養素 どんな栄養成分が、どんな食物に含まれているかということは、子供の頃からさまざまな機会で教わります。果物にビタミンC、レバーにビタミンA、ニンニクにビタミンB1、シイタケにビタミンDといった感じです。これらは、有名度でいえばトップクラス、あるい... 続きを読む >
2006/12/15 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 「サプリメント摂取方法」の科学はまだ存在しない? これらの多くは、古典的な物質が総力を挙げて、現代人のQOL向上に力を合わせるような状況にも見えます。だからこそ、これらをどんな状況で、どんな人を対象に、どうやって摂取してもらうことがよいのか、などについての総合的な研究がもっと進む必要があり... 続きを読む >
2006/12/12 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 高齢化社会対応型サプリメントの例 例えば、次のようなサプリメントは高齢化社会対応型の栄養補給法といえるでしょう。手足の関節の滑らかさが失われてくることへの対処として、N-アセチルグルコサミンやヒアルロン酸の摂取、ハードウエアとしての脳細胞の20パーセント近くを占めるDHAの補給... 続きを読む >
2006/12/08 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 高齢化社会が要請するサプリメント サプリメント開発の背景である第一カテゴリー“純粋な医学や生命科学の進歩によって全く新しい知見が見出されること”(10月27、31日のブログをご参照ください)の内容を振り返ってみます。脂肪細胞が分泌する物質であるアディポネクチンなどは、そもそも... 続きを読む >
2006/12/05 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 従来の常識をリセットして考えたいこと 言い換えれば、平均寿命が40代、50代であった時代には遭遇しなかったこと、人生80年超の時代になった今、新たに社会的課題として提起されるような現象に関することです。補足すると、考えてみれば、本来病気を治療するのではなく、QOL(生活の質)の向上を... 続きを読む >
2006/12/01 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 新規サプリメント登場の第三のきっかけとは? 10月27日付けのこのブログ「古い栄養成分の新しい役割」で少し触れましたが、新しいサプリメントが登場する第三のきっかけをここで述べます。その第三のきっかけとは、「ある成分の存在や基本的な機能そのものは比較的古くから知られているが、昔のヒトの... 続きを読む >
2006/11/28 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 高所大所の理論が欲しい気分 このような状況が、やがて優れたサプリメントを生み出すことにつながることは間違いのないことだと思われます。それにしても、「物質Aは物質Bの○○倍の抗酸化力!」などというキャッチフレーズが、市場で一人歩きすることはいかがなものでしょうか。超伝... 続きを読む >
2006/11/24 カテゴリ: 栄養素の常識・非常識・「脱」常識 抗酸化物質の続出 昨今の抗酸化物質の続出現象も、前回のブログ投稿で申し上げたような「研究の流行」に似ている、と私は思います。個々の物質にしてみれば、特別今になって改めて抗酸化作用を発揮するようになったわけではなく、昔からそのような作用をもたらしていたこと... 続きを読む >