執筆者の紹介

王堂 哲
ロンザジャパン社勤務。

L-カルニチンに限らず、すぐれたサプリメントがきめ細かく研究され、正しく用いられながら日本人のQOL向上に役立つことをテーマとして活動している。


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カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/11/17 (9:30 am)
高校生だったころにはほぼ毎日部活動をしていました。

剣道をやっていたのですが、まあ毎日ぶっ倒れるくらいの練習でした。

(たいしたレベルでなかったとはいえ)今にして思えばよく毎日あんなことができたものだと思います。

その名残か、昨今トレーニングジムで走ったりするようになってからもついつい「頑張りすぎ」になってしまうことがあります。

以前お話ししましたように、同じマシーンで同じ速度、強度に設定して訓練していると自分の体調のよしあしがわかります。

苦しくなったら絶対に無理するな、と自分に言い聞かせても何となく達成感を得たくなってあるところまでは頑張ろう、になってしまうのです。

そのツケは翌朝かならず回ってきます。

それを押して今度は「毎日通う」という学生時代のような感覚が湧いてきます。

苦しくても辛抱して毎日やっていれば身体は強くなってきてそのうち平気になるだろう、と期待してのことです。

ところが、実際にはそのように慣れることはなく逆に疲れは蓄積されて行くようでした。

もちろん高校時代の運動量とは比較になりませんが、今は今なりに私の身体が耐えられる限界に近いところまでやってしまうこともあるのです。

この場合必要なのは「毎日通い詰める」ことではなくて「休息」なんだ、とそのことに気付くまで少しかかりました。

運動強度もさることながら、疲れを癒すための時間が必要だ、というあたりまえのことです。

これが加齢ということなんだな、やりすぎると疲れは一日では取れないんだな、と、実感を伴いながら納得しました。

かんがえてみれば、「かなり頑張って行う運動」という負荷のかけ方は微視的に見れば筋肉の細胞がいくらか損傷し、関節は摩耗しているに違いありません。

つまり部分的には毎日ケガをしているのと同じことです。

若い頃に毎日負荷をかけても平気だったのは、単純にその損傷回復のサイクルが短くて済んでいたからです。

あのころはまだ組織は成長すらしていたわけですから、少々の回復くらいわけのない話でした。

もちろん部分的な細胞や組織の損傷はきちんと栄養素を補給していれば間違いなく治癒してくれるとともに、損傷の前よりも少しづつ強靭にもなってゆくいわゆる「超回復」という現象は何歳であってもおこることとは思います。

けれども損傷を癒すために必要な時間は身体と相談しながら決めて行かないと結局不可逆的なケガや不具合を招いてしまうことにもなりかねません。

私の今のレベルではそんなところまで行くほどのこともありませんが、逆にこのあたりに留意して2−3日癒してからトレーニングをすると全く問題を感じず、楽々とこなせるようになりました。

何ごとも過ぎたるは及ばざるがごとし、お金については財布と相談しながらでないとどうしようもないように、運動もまた身体と相談しながら「負荷と回復の円滑なサイクル」を楽しめるようでありたい、と思う今日この頃です。


次回の更新は11/24(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/11/10 (9:00 am)
トレーニングジムの便利なところは、ランニングマシーンなどでデジタルに速度を入力しておけば天候や季節、体調に関係なく機械が自動的に全く同じ条件で身体を引っ張ってくれるところです。

いつもと同じ速度や傾斜で設定しているのに非常に軽やかにメニューを終えられるときもあればその逆のこともあります。

長期的に持久力のアップやダウンを知ることもできます。

私は身体がなまらないように、体脂肪がたまりすぎないように、また少しでも筋肉を維持するためにジムに通っているつもりですが、それ以外に自分の体調の良し悪しのチェックをしに行くという目的もあります。

一昨日のことですが、ちょっとおもしろい体験をしました。

私の場合、毎日同じ調子で走っていると3日目、4日目となるに従って疲れが溜まってくる傾向がみえてきます。

それで1−2日ブランクを空けるのですが、そうすれば次の日には疲労は回復して比較的快調に2時間弱のプログラムをこなすことができます。

この前は3日のブランクがあり、いわば休養は十分でした。

ところが何となく気分が乗らず、このままもう一日休んでしまおうかなどと思っていたのです。

しかしそれが疎遠のはじまりのような気もしましたので、少し多めにカロリーを仕込んでから何とかジムに出向きました。

走りはじめると案の定いわゆる「絶不調」というやつで、いつもの半分以下の(歩くほどの)ペースに落としてようやく1本目、最低ノルマの距離を終えました。

体調が本当におかしいのかも、と少し不安になりながら途中で脈拍を測ってみましたが意外なくらい数字が上がっていません。

つまり心臓循環器系は「疲れてないよ」と知らせてくれたわけです。

吐き気なんかもありませんし、筋肉、関節系にも全く違和感はありません。

念のため血圧も測りましたがこれも問題なし。

結局「肉体」は全く正常、という結論になりました。

ではこのしんどさの正体は何か?と考えたとき、ふと鬱病、慢性疲労症候群という病名が浮かびました。

肉体にこれといって問題がないのに全身的な疲労感が漂っている感じですから、これはもしかしたら「プチ鬱状態」「プチ慢性疲労状態」かもしれないと思いました。

特に慢性疲労症候群の場合は血中のアセチルカルニチンの量が減ることが知られています。

ジムの前にL−カルニチンをいつも摂取していますが、この状態で少しきつめに走ると血中のアセチルカルニチンを増やすことができるはずです。

それで2本目は全力疾走に近いような速度で200メートルほど走り、また緩める、というような濃淡のあるペースをくり返し試してみました。

その結果、2本目の終盤(ということは1本目を走り始めてから40分目あたり)で疲労感がスーッと消えて行き、ウソのように身体が軽くなってゆくのがわかりました。

その調子が持続しそうでしたので、5分ほど休憩して3本目に挑みました(通常私は2本までしか走らないのですが)。

意外なくらいあっけなく4キロ強を終えることができました。

疲労感があるときに、肉体の状態にこれといって問題がないならむしろ「プチ異常」の原因は脳にある、そしてその不具合は身体を動かすことによって「治療」することができる(のかもしれない)。

ふつう「疲れたら休む」「おっくうに感じたら身体を休める」としか考えませんから、これはちょっとうれしい発見でした。


次回の更新は11/17(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/09/15 (3:20 pm)
金曜の夜にどうやって過ごすかは人さまざまですが、仕事を早めに終えて気の合う仲間と街に繰り出して杯を交わしたりするのはやはりたのしいものだと思います。

振りかえってみても30代40代のころは私の週末もだいたいそんなパターンが多かったなと思います。

ちかごろはうっかり深酒をしてしまうと翌朝からだが途方もなく重く感じることもしばしばですので、ペースを上げることにも思わず慎重になるようになりました。

私の家の近所の公営ジムが夜11時まで使えます。

町の施設がせっかく開いてくれているんだからということで何だかこれを利用しないのももったいない気になり、このごろは例えば夜の9時をまわっていてもジムでひと汗流すことが多くなってきました。

金曜日の夜に酒場ではなくジムで過ごすというのは私のような者にとっては結構なパラダイムの転換だと思います。

ところで、実際出かけてみると金曜日の夜更けにもジムはけっこうにぎわっているということを知って私は少々おどろきました。

男性が8割以上ですが年代層は若い人も中年以上の人もいてバラエティに富んでいます。

こういう光景を見ていると、深酒をしながら遅くまでオーバーカロリーの食事をしている自分とジムで身体を動かしている自分の違いの大きさを想像してハッとなります。

いつも思うことですが、不摂生をしてもそれを受け止めてくれたのが「若さ」だったのです。

加齢とともに失われるものはそういった身体のもつふところの深さのようなものです。

だとするとある一定の年齢以上になれば深酒を控える⇒やめる⇒ジムで汗を流すというような方向に意識的に舵を切って行くことがいかにも賢明な気がします。

ソファに寝転がることではなく、汗を流すことが中年以降の身体のいたわり方だとは知りませんでした。

それにしてもトレーニングで発汗したあとの気分爽快さは、美酒にしたたか酔うのとどちらというくらい魅力的なものです。

どうやらお酒もジムトレもやみつきになるところは似ているようです。

皆さん明日の夜はどうやってお過ごしになりますか?


次回の更新は9/23(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/09/08 (9:00 am)
トレーニングジムでランニングマシーンに乗って走っているとき、以前は退屈しのぎに音楽を聴くこともありました。

そうすると、あまり苦労なく一定時間(私の通っているところでは1回あたり20分)が過ぎるのです。

最近は聴くのをやめています。

そのかわり走っている間に、走ることについていろいろなことを考えます。

私はもともと距離によらずランニングは苦手な方で、最高にがんばったときでも高校1年生の時に1500メートルを5分35秒で走るのがやっとでした。

こんなありふれた数字を記憶しているということは自分にとってよほど一生懸命走ったという自覚があったからだと思います。

ところで、もしこれと同じペースでフルマラソンを走ったとしたらどうなるだろうと計算してみますと、2時間37分でした(これはいま電卓で計算したのですが)。

待てよ、この前のオリンピックで猫ひろしさんがブービーゴールで話題になったけれど、そのタイムは2時間45分だったから、2時間37分なら悪くないかな?などと想像するのは楽しいものです。

しかしながら、少年時代の私がベストで頑張ったそのペースで42キロを走るということは考えただけでも凄まじい、ショックなことでもあります。

一昨日ジムで「そこそこ」頑張って走ってみたところ5分35秒時点で1000メートル。

つまりありふれた高校生の私がゴールしてからまだ500メートルも残しているというありさまでした。

何せ43年前の話ですから、まあこのくらいはあたりまえかな、などとも考えたりして。

トレーニングマシーンの最高速度は時速14キロ。

ということはこの最高速度で3時間走り続ければフルマラソンレベルということになります。

サブスリー(フルマラソンを3時間以下で走ること)の人たちの身体能力がいかにすごいかが実感されます。

男子の世界トップクラスはほぼ2時間ほどですから、時速21キロ!

・・・・さて、こんなことを走りながら計算するのはちょっとたいへんなことではあるのですが、20分は退屈せずに過ぎてくれます。

そしてびしょ濡れになったTシャツをとり換えるとき、この気分爽快感はお金では買えないものだなあ、という気持ちになるのです。

私は私なりに爽快になれればOKだと思っています。


次回の更新は9/15(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/06/16 (9:00 am)
今週は2カ月に一度の健康診断を受けました。

採血して主な項目の変化をモニターしているだけですが、私の場合中性脂肪が高めに出る傾向がかなり顕著です。

中性脂肪が上がりやすいことを最初に知ったのはすでに二十歳代の後半でした。

そのころには食事や運動と中性脂肪の関係について、私はほとんど知識も関心もありませんでした。

今はそういうことを仕事にしていますのでかなり意識はしています。

それでも油断するとすぐに高くなります。

他の数値はすべて正常範囲にはいっていますので、これはきっとそういう体質なのだろうと思います。

私の場合かなり意識してジムに通ったり一万歩以上を歩いたりすると、その次の検診では正常範囲にスポンとはいります。

ですが、意識しなければまた逆戻りしてしまうのです。

この相関関係はかなりみごとなもので、あらかじめ想定していたレベルはほとんどはずれたことがないくらいです。

五月の連休前から忙しいと言い訳しながら運動不足気味、ちょっといやだなあと思っていたらやはり今回は予期通り高めの数値が出てしまいました。

そこで今日は最も効果的な対処方法について改めて踏み込んで考えてみることにしました。

血中中性脂肪の増加は炭水化物が細胞内に存在するとき、それを燃やす必要がない場合に「糖を脂肪酸に変換して蓄える反応」が頻繁に起こっていることを意味します。

これが高ずると脂肪肝などになりやすいのですが、まだそこまでには至っていないようです。

中性脂肪を抑える鉄則はエネルギーの摂りすぎ、とくに炭水化物や糖質の摂りすぎに注意すること、エネルギーの利用を促すことの2点です。

それで私は炭水化物を食べ過ぎないように一応注意はしていますが、ローカーボにすると馬力不足になったり食欲のコントロールが難しかったりするため、「適度に食べる」ようにはしています。

脂肪を使うことも重要ですが、中性脂肪が高い原因は「余った糖⇒脂肪に変えて備蓄」というところにありますから、脂肪を使う工夫の前にまずは「糖が余らないようにすること」が基本になります。

「炭水化物はある程度食べる方針」であれば残る方策はひとつ、糖が糖である間(脂肪に変わるスイッチが入る前)にサクサクと消費してあげることです。

ということは「食後の運動」が効果的だ、という結論にたどりつきました。

次の2カ月はそのことに注意して過ごしてみたいと思います。

さて、どうなりますか?!


次回の更新は6/23(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2016/03/17 (9:00 am)
ひと月ほど前から左肩が痛くなりはじめました。

これが五十肩だな、と思いながらも放っておけば何とかなるだろうと高をくくっていたのですが・・・。

実は肩の痛みを感じたことはこれが最初ではなく、過去にも2−3回経験したことがあるのです。

いずれも知らないうちに治ってしまいました。

ところが今回の症状はいつまでたっても治まらない、それどころか日増しにきつくなってきました。

特にジャケットを脱着するときの手の角度で肩の関節が複雑骨折したのではないかと思うような不快な鈍痛に襲われるのです。

矢も盾もたまらず昨日近所のクリニックに駆け込みました。

レントゲンを撮ってもらってもやはり異常なし、で、診断は「肩関節周囲炎」典型的な、いわゆる四十肩ですね、ということでした。

もう少し早く来ていれば、と言われながら現状の説明を受けました。

炎症もう現在は鎮火している、ですが痛いから動かさない、動かさないから筋肉が固くこわばる、「拘縮」とよばれる状態だそうです。

治療法は?「痛い思いをして動かすこと(可動域訓練)」と言われました。

炎症が治まっているというのは安心材料でしたが、帰宅後に少しづつ動かす運動を開始しました。

しかし痛いことといったらありません。

私はこれではじめて「リハビリの痛み」を思い知りました。

私の場合はまだ肩だけで済んでいますが、高齢で少しでも寝たきりの状態が続いたりしたらさぞかし「拘縮」は進むことだろうな、そうなると全身にこんな痛みが走るのだろうな、と想像できました。

「痛い思いをして」動かすこと!とスポーツ医でもある整形外科の先生はニヤリとしながら、体育会系のトーンで私に伝えてくれたものですが、こいつは厳しそうだ。

何とかして早くいまの状態を脱したいと思っていますので、これを貴重な体験としてあれこれ工夫しながら取り組んで行こうとひそかな決意を固めているところです。

それにしてもあせらずに、やるしかないと思っています、なにしろ「4カ月コースですよ」と言われましたから・・・!

みなさま、普段からこまめにストレッチに励みましょう!


次回の更新は3/25(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2015/05/28 (9:00 am)
齢をとっても筋肉を豊かに保ち続けることは、身体をしっかりと支えて元気よく動き回るために重要です。

けれども筋肉の存在意義はそれだけではありません。

筋肉は脂肪燃焼の場としてもたいへん重要な臓器です。

私たちの身体は、運動していないときには糖よりも脂肪が優先的に使われています。

寝ているときなどは特にその傾向が強いといえます。

就寝中にも脂肪がちらちらと燃焼していれば決して脂肪の持ち過ぎ状態にはなりません。

若い時にあまり肥満しない理由は若い細胞でできたエネルギー要求量の多い豊富な筋肉細胞があり、そこで適度に脂肪が消費されているからです。

若者の肉体を自動車にたとえれば燃費の悪い車だということになるでしょう。

「燃費の悪さ」が健康につながる、というと自然の摂理に反しているようでちょっと妙に思われるかもしれません。

一方、筋肉が減少してくると「脂肪燃焼の場」が失われてくるため「燃費は向上」し、その結果として余った脂肪は(いざという時の飢餓や病気などのピンチに備えるため)備蓄に回ることになります。

けれども筋肉は他の臓器と違い、意識的に運動することで維持したり増やしたりすることができるユニークな特徴があります。

そこで、筋肉を増やすために運動をしよう、ということになるわけですが、実は筋肉の増量はそれほどたやすいことではないことも事実なのです。

京都大学の井上和生先生がそれについて興味深いことを書いておられますので、少し引用させて頂きます(『栄養と運動』杏林書院)。

『動物にとって筋肉を増やすことは大変な負担となる。

筋肉を増やすためにはそれだけ多くの材料と合成のためのエネルギーを余分に確保することが必要である。

筋肉は収縮する機能に特化した臓器であるために、運動時に活動する以外はほとんど何もなさず、しかも働いていない時にもエネルギーを消費続ける浪費家である。

このような理由で、動物において骨格筋の量は、動物の活動状況に見合った最低限の量になるように制御されている。

人間にもこのような骨格筋の量の制御が存在する。

骨格筋が思うように増えないのはこのような理由による。

危機的な状況においてはじめて筋肉の量を増やすことが赦される。

現在の運動能力よりも高い筋肉力が必要と認められる段階になってはじめて骨格筋の増大が起こるわけである。

トレーニングの質と量を高めていかなければそれ以上骨格筋の量が増えないのはこのためである。

逆に今ある骨格筋の量が必要ないと認識されたなら直ちに分解が起こり、筋肉量は減少する。

トレーニングを止めるとすぐに筋肉が落ちる、というのも骨格筋量を必要最低限に維持する制御が働くためである』

なかなか示唆に富んだ表現だと思います。

必要以上の骨格筋を増やさないことが動物としての生存戦略だというわけです。

けれども恐らくこれは、生殖の年代を終えたらほどなく死んでしまう大半の動物にはまったくその通りあてはまると思われますが、ヒトでは少し事情が異なるはずです。

ヒトは生殖年齢以降の寿命が例外的に長い動物です。

この点で、多くの動物がもっている生存戦略とは別の対策を講じる必要があるのです。

そのための対策はとりもなおさず、中年期から高齢期にも適度な筋トレを日常的に行うこと、それから筋肉を作るもとになるタンパク質をはじめとする栄養素を一生しっかり摂り続けることにほかなりません。

ある意味でヒトは自然の摂理に若干逆らうことによって例外的な長寿命を全うできる動物だというふうに考えることができます。


次回の更新は6/4(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2014/02/27 (9:00 am)
動物としてみたときのヒトというものはどうもしょっちゅう動き回っているのが本来のようです。

デスクワークや交通機関の移動などで連続数時間以上も腰かけっぱなしでいるというのはヒトの身体の「設計思想」に反するらしく、ひところ言われたエコノミークラス症候群というものも決して特別なものではないようです。

下肢は心臓から遠く、血流としては「へき地」にあたります。

一方下肢の筋肉は臓器部位としては大きく、また生み出される物理的な力(筋力)も最も強い。

というわけで、下肢を使って運動すること、たとえば歩いたり走ったり屈伸運動をしたりということ自体がからだ全体のポンプを動かしているようなもので、全身の血のめぐりが自然によくなるということになります。

椅子に腰かけてパソコンなどと一日中向き合っていると全身をめぐる血流は心臓の拍動だけに依存することになります。

これでは川の流れが停滞して澱んでしまったのと同じになります。

ですから休憩がてら30分か1時間に一度くらいは屈伸運動などしたりすることはたいへん意味のある動作だということになります。

またリンパ液は(血液に対する心臓のような)送液系がありませんので、その流れはまさに身体の動きに依存するしかありません。

時々休憩する時には首や肩、腕だけではなく是非下肢の運動を短時間でも行いたいものです。

次回の更新は3/6(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2014/02/20 (9:00 am)
気象観測史の記録に残る豪雪が数日を経ずして日本各地を襲いました。

今なお隔離された状況におられる方々には心よりお見舞い申し上げます。

横浜にある私の自宅付近に、道幅がせまい割にはけっこう交通量の多い坂道があり、積雪のある時にはきまって大きな車小さな車が途中で立ち往生するシーンができてしまうのですが、今回はそうやって戸惑っている間にもさらに雪が目に見えて積もって行くような感じで全く気が抜けませんでした。

私は今回早い段階からできるだけ外出をせずに閉じこもっていることに決めましたが、それはつくづく正解だったと思います。

けれども「1日1万歩:1週間4勝3敗主義」はここ2週間近くみごとに崩れています。

まあこれは不可抗力だから仕方ないとは自分に言い訳もしていますが、もともと雪国に暮らしておられる人々にしてみれば、雪道を1万歩など常に難しい状態におかれているわけです。

外出不能な日、困難なシーズンの運動不足をどうやって解消すればよいのか?これについてはまだ私は確たる方法を見いだせていません。

今度のようなピンチの時にはそういったことを考えてみるよい機会だったかもしれません。

雪の日であろうとなかろうと、連続数時間以上机に向かっている人は一般的に健康ダメージを蒙りやすいのだそうです。

つまり、1時間に1回くらいは立ち上がって自宅やオフィスの階段を上り下りするとか、屈伸やストレッチをするとか、そういったことが案外効果的なようです。

このあたりのところを次回また考えてみたいと思います。

では今日もよい1日をお過ごしください。

次回の更新は2/27(木)です。
カテゴリ : 健康のための運動 : 
2013/03/28 (3:40 pm)
このところ少し用事が込み入ってしまい、歩くための時間が十分取れなくなってしまっています。

たまに少し余裕ができた日には雨や雪がふったりと、どうもタイミングがよくありませんでした。










そうなってくると、体調まで「曇り時々雨」というような感じになってきます。

若いころには連続的に部屋にこもってデスクワークを続けていても、その運動不足が特に体調に影響が及んだという覚えがありません。

ところが最近では「運動をしないこと」が如実に体調に影響を及ぼすことが多くなってきたように思います。

もちろん無理をして身体を動かしてしまうと、それはそれで後日に累が及ぶのですが運動不足がダメージにつながるというわけですからまさに身体のメンテナンスに関する要求事項はだんだん多くなってきます。

そうなると、たとえば「歩ける状態」をライフスタイルとともに確保するための努力をかなり意識的にしなければならないということになります。

この前北陸に出張したときには積雪が多く、歩きたくても道路状況がそれを許してくれませんでした。

ですから「歩きましょう」ということを推奨するにしても、時期や地域によってままならない状況があるのだということを改めて実感しました。

こういう時には全天候型のジムに行って汗を流したりできれば理想的です。

けれどもそれはますます時間的に余裕をもたせたライフスタイルが必要になるでしょう。

結局は個々人がなんとか工夫し、意識してそういう状況を長期的に乗り越えてゆくようにするほかないという結論になります。

一般的に身体によいと推奨される行動パターンの数は数少ない(たとえば一日1万歩歩くことを推奨する)と思いますが、それを実行する側の工夫は10人いれば10通りを考え尽くす必要がある、そんなふうに私は考えています。


次回の更新は4/4(木)です。

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