
L-カルニチンは特殊なアミノ酸の一種で、体内の脂肪を燃焼しエネルギーに変えるための必要不可欠な栄養素です。

L-カルニチンは通常体内の肝臓で少量(1日約10mg)が作られますが、卵・豆・野菜類にはほとんど含まれず、その多くは羊肉や牛肉などの食物から摂取されます(日本人平均1日75mg)(1)。
L-カルニチンという名前は、「肉」を意味するラテン語の”Carni(カルニ)”に由来しています。「カルチニン」ではありません。
L-カルニチンは、20歳代をピークに加齢とともに減少し、体内で不足するようになります(2)。
L-カルニチンを適切に摂取することで脂肪が燃焼し、結果としてどんな用途にも使えるエネルギーが生み出されます。余分な脂肪の消費は健康的な体重管理やメタボリックシンドローム予防、高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病予防につながります。
また、エネルギー源としての脂肪の利用を通じて疲労回復やスタミナアップ、スポーツや日常生活におけるパフォーマンス向上、基礎代謝アップ゚などが期待されます。
[引用文献]
(1)ロンザ社調べ
(2)Costell M. et al Biochem Biophys Res Commun 161: 1135 (1989)
(3)ロンザ社調べ
世界で1日1件以上の割合で発表されているL-カルニチン論文
全世界約70カ国、5,200誌以上の医学雑誌を情報源として収録した、世界でもっとも権威あるライフサイエンス関連検索データベースであるPubMed(パブメド)*によると、L-カルニチンに関連する研究論文は非常に多く、2010年の実績で572件/年、過去5年でも480件/年を超え、ほぼ1日に1件以上の割合で発表されています。
「脂肪燃焼」を核とした研究分野は多岐にわたり、他に類をみない、研究に支えられた「確かな素材」として、L-カルニチンに対する世界的な注目と期待が伺えます。
※米国国立医学図書館(U.S.National Library of Medicine)が提供する、医学文献二次情報データベースMEDLINEを中核とする無料医学情報サービス