ほんの小さなことでも相当QOLが落ちました
つい先日、手を洗っていると親指がチクチク痛むことに気づきました。
パット見たところ傷はないようでしたが、付近の皮膚をこすると痛みのあるところがはっ
きりとわかりました。
かなり目を凝らすとごく小さなものが皮膚から透けて見えていました。
トゲでもないようなので消毒した裁縫針で少し皮膚を掘り起こすようにしますと、一辺が
0.3ミリもないようないびつな三角形の非常に薄っぺらい金属片でした。
心当たりとしては金メッキをしたネジ状の工具を指で回したとき、そのメッキが一部剝げ
落ちて指に刺さったようです。
メッキの金属だからかどうかわかりませんが、普通のトゲとは様子が違いしばらくすると
赤く膿むような感じで直径1センチくらいがかなり痛みました。
結局その後腫れは2日ほどで治まり事なきを得ましたが、それにしても改めて驚いたのは
私の指に入り込んだその金属片のあまりの小ささと、それに比べてその鋭い痛み、そのあ
との執拗な鈍痛といった感覚の大きさです。
たったそれだけのことでしたが、アルコール消毒をするときなどにはその都度やりきれな
いような痛みが走りましたし、何でもないパソコンのキーボード操作でスペースキーを押
すときにもかなりの違和感がありました。
ちょっと大げさに言えばこの傷で私の日常生活の何でもないシーンのあちこちでQOLが低
下したということです。
身体というものはこんなにも小さなトラブルでも時として過剰なまでに反応をして危機を
知らせてくれるものなのだということ、そして、ふだん特に全身に痛みもダルさも違和感
もなしに過ごせているということは相当凄いことのように感じました。
ごくごく小さな金属片に健康のありがたさを改めて教えられたような気がしました。
次回の更新は3/30(木)です。
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