クスリじゃなく「食べもの」に技あり一本!
前回先端的な医療技術についてお話しましたが、今日は逆に昔からの身体の不具合がなかなか手ごわいことについて考えてみたいと思います。
たとえば四十肩や五十肩、あるいはひざの関節痛、肩が凝って仕方がないといった悩みは非常に広い範囲の方が経験されることだと思います。
遺伝子治療や再生医療、遺伝子ワクチンなどが発達している世の中にあって、こういう「伝統的な悩み」などはたちどころに解決できそうなものですが、実際はなかなかそうは行きません。
直せない、というかそういう身体の一部の違和感を感じている本人にしか認識できないと言った方が良いかも知れません。
腕が上がらない、肩が凝るということでクリニックに行ってレントゲンを撮ってもらっても「確たる異常は見当たらない」ということになってしまうことが多いのです。
そして鎮痛剤や筋弛緩剤あるいは湿布薬などを受け取って帰ってくるのですが、残念ながらこれらに根本的な解決はあまり望めません。
こういう症状(肩こりや四十肩など)はそもそも動かさなくなることが原因で筋肉が固くなってしまうこと(拘縮)に原因のある場合が多いので「もっと動かしましょう」ということが最もすぐれたアドバイスということになるようです。
けれども、もし何らかの治療でこれらの不具合そのものが解消されれば中高年者のQOLは格段に上がると思いますが、どうもこのような研究は先端医療のテーマにはなりにくいのかもしれません。
一方膝痛の方はいくらか方策があるようで、最も大がかりなものとして人工関節に入れ替える事などが行われています。
これはとても合理的でわかりやすい解決策ですがよほどの苦痛に耐えかねて覚悟しなければ安易には踏み切れない決断ではないでしょうか。
一方、膝関節に効くというデータが示されているサプリメントがあります。
たとえばUC-IIという鶏軟骨から製造した非変性II型コラーゲンという物質を少量づつ継続的に摂取すると、膝で起きている炎症が治まってくることが知られています。
これは「経口免疫寛容」というしくみを利用したものですが、これなどはここ20年ばかりの間に開発されたものでかなり「斬新な方法」だと言えます。
難しい技術を駆使する必要はなく、ただ「毎日少量づつ飲む」、それだけです。
この食品成分が標的にするところは最先端の診察技術をもってしてもそうそう発見できないような「極微の関節構造の一部」なのです。
UC-IIは食品成分であり医薬品ではありません。
「食べものに技あり一本!」という実例のひとつだと思います。
次回の更新は1/26(木)です。
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