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上手に店じまいをするには・・・?


 

居酒屋やレストランで楽しく食事をしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、やがては、ラストオーダーのお時間ですが大丈夫でしょうか?と聞いてこられるタイミングになります。


状況によりますが「はい、これで大丈夫です」というときもあれば「あと、私は焼き鳥2本とお蕎麦、それから生ビールをひとつ下さい」といったこともあります。


お店はそれから片付けに入り明日に備えますが「今日限りで閉店」というところであればラストオーダーに応える食材も運転資金もそこまで、いよいよ撤収の準備が始まります。


ヒトの寿命をお店の経営ということで考えればさしずめ創業してから80年とか90年で閉店になるというような感じになります。


命あるものは次の時代に新しい命を引き継ぎ、自らは消滅して行く。これが原理原則です。


ここで「健康寿命」ということを考えてみますと、閉店の当日まで従来通りの操業をしておりいくらか余力を残した状況で店じまいという感じになるでしょう。


食材が残ったまま閉店するのでちょっともったいない気もするのですがお客さんにとっては最後まで気持ちよく楽しめますし、お店としてもそれは本望でしょう。


一方店じまいはしていないもののどこか調子のおかしくなったレストランでは新鮮な食材も乏しく、かといってお客さんが来ないので資金繰りも苦しく、ということで次第に悪循環に陥ります。


こんな喩えを思いめぐらせると(これはあくまでも私個人の考えですが)少々「溜め」を残してこの世を去って行く、というのがちょうどよいのではないかという気がしてきます。


運動すること、食べること、人付き合いをしながらできる範囲の仕事を続けること、こういった状況があれば身体は機嫌よく操業に対応してくれます。


言い換えれば「ラストオーダーをラストにしないような心がけ」があった方が良いのでは、ということです。


もちろん命あるものすべて「閉店」に向かうのが摂理であるのですが、その事実を受け入れることと最終日まで心をこめて営業していること、これが両立できる人が多い社会は活気ある社会と言えるのではないでしょうか。


少しL-カルニチンの話をします。


この成分は脂肪分をエネルギーとして円滑に利用することに必須の成分ですが、加齢とともに減少してきます。


これを毎日補って行くことはエネルギーの調達つまりお店で言えば資金繰りを良くして創業を無理なく運営できることに喩えられると思います。 次回の更新は11/10(木)です。

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