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科学的にダイエットに成功するイメージトレーニング(2)

  • 王堂 哲
  • 2023年5月25日
  • 読了時間: 2分
 

前回は身体の中に蓄えられる栄養素はタンパク質か脂肪であること、炭水化物は肝臓や筋肉に蓄えられるがその量は非常に少ないこと、一方食生活が「美味しい炭水化物」であふれかえっていることなどについてお話ししました。

 

炭水化物の備蓄倉庫は非常に小さいのですぐに満杯になります。

 

倉庫に納めきれないものはどうなるのでしょう?

 

あふれた分は「肝臓で脂肪に作り変えられる」のです。

 

つまり身体の脂肪の大半は炭水化物から作られて皮下やお腹に蓄えられるのです。

 

町にあふれかえっている「美味しい炭水化物」は結局体内脂肪に変身する、この仕組みをイメージすることがまずダイエットの第一歩です。

 

脂肪の摂りすぎが肥満の原因だと考えている人は少なくないと思いますが、意外にもこちらはさほど心配することはないのです。

 

脂肪はなにしろ水に溶けにくいので、消化管から吸収されるのにも時間がかかります。

 

なので結局は胸やけなどが簡単に起こってしまいそんなに量を食べることができないのです。

 

「梅干しとお新香があればいくらでもご飯が食べられる」というのとはとても対照的です。

 

ではタンパク質はどうでしょう?

こちらは炭水化物ほどではないにせよ焼き肉などでもわかるとおり結構な量を食べられます。

 

もちろん食べすぎは問題ですが、食べたものが脂肪に変わるかどうかという観点からはタンパク質はダイエットの敵にはなりません。

 

このあたりですでにダイエット法についてのいくつかの結論が出てきます。

 

ダイエットの鉄則その1:炭水化物を食べ過ぎない!

 

「ローカーボダイエット」「低炭水化物ダイエット」と呼ばれる方法はこの意味で科学的だと言えます。

 

ダイエットの鉄則その2:タンパク質はもりもり食べてもよい!

 

付録:脂肪の食べ過ぎはよくないが(食べられる量が知れているので)あまり気にしなくてよい!

 

これらも理にかなっています。

 

次回は「鉄則その3」についてお話ししたいと思います。


次回の更新は6/1(木)です。

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