コロナワクチンに賛成?反対?
日進月歩という言葉がありますがそれはITや医学など最先端の科学技術分野については特に顕著なキーワードです。
新型コロナで登場したPCRやメッセンジャーRNAワクチンなどもその典型でしょう。
ワクチン接種は日本国民のおよそ8割が経験しており、すでに7回目を摂取したという人も少なくありません。
最初に申し上げておけば、私の直接知る範囲では幸いにもコロナやワクチンで亡くなった人はありません(罹患した人は私を含め大勢います)。
来年からは有償になるとか、接種が半ば義務化されてゆくといった流れがあるとも聞きます。
ただ、こういうことになってくると「日進月歩」とは少し違った話ではないかという気がしてきます。
というのは「メッセンジャーRNAワクチンの効果」というものが十分検証されておらず、少なくとも大半の国民がきちんと理解していないのではないか、というふうに感じるからです。
そんな中、ワクチンについては国を挙げて「接種を推進する」という流れになっているようです。ここには少なくとも次のような問題があると思います。
1. 「推進派」は「圧倒的な効果があった」としている。逆に「効果がなかった」「有害だった」という意見もある。それらを示す明解なデータを多くの国民は知らない。
2. 2020年当初のデルタ株くらいまでのコロナウイルスの脅威が現在も維持されているわけではないのに、そんなに推進する必要が本当にあるのかどうか?がよくわからない。
3. 現在の日本がワクチン接種で世界的には突出しているという事実がある。
4. ワクチンの廃棄、新規購入などに投入されるコストについて国民はよく知らない。
5. ワクチンの副反応で死亡例が出ている。これについては「死亡者の絶対数は従来のワクチンに比べて非常に多い」一方「接種の絶対数を考慮すれば死亡率は非常に低い」という議論が拮抗している。
6. ここで「死亡した人がどういう医学的なメカニズムで死に至ったのか?」についての議論は明確には行われていない。
私自身はワクチンについては中立的な立場ですが、上記で最も重要なことは「6」だと思っています。
日本だけではなく世界レベルではさらに大量のワクチンが使われており、これは人類史上はじめての巨大な医薬のヒト試験であることは疑いのないところです。
ワクチンを打った人の身体の中で起こったことをきちんと検証すればその欠点を補いさらに進んだワクチン開発ができるはずです。
そのことが明確に伝えられていない中で接種に賛成も反対もできないと私は思っています。
現在のオミクロン亜種は少なくとも致死的な猛威を奮っていませんからその間に少し立ち止まってこれまでのことをしっかりレビューしては?と思います。
医療技術の進歩を享受することは人類の権利でもありますが「日進月歩」とは裏を返せば「たぶん現状がベストではない」ということでもあります。
「コロナワクチンについては十分な評価が定まっていないよね」ということ、ここへの合意からみな出発すべきではないでしょうか。次回の更新予定は12/21(木)です。
Comments