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「タマゴ4個(100円弱)=ステーキ肉1枚」ですから・・・


 

一日に食べるべきタンパク質がどのくらいかご存知でしょうか?


性別や年齢、体格によっても異なりますが普通の成人でだいたい60グラムくらいだと言われています。


では60グラムのタンパク質をタマゴで摂ろうとすると何個くらいになるのでしょうか?


タマゴ1個のタンパク質はだいたい6g、よって60gにするためには10個食べる必要があります。


牛乳を牛乳瓶一本分(1合。180ml)飲むとここにもおよそ6gのタンパク質が含まれています。


チーズ(ふつうのプロセスチーズ)の場合、1スライスか2スライス食べるとこれもおよそ6g程度です。


というわけで、比較的身近な乳製品やタマゴなどは「ひと声6g」と覚えておけば便利です。


一方120gくらいのステーキ肉はその20%程度がタンパク質ですのでこの場合は24グラム。


殻なしのタマゴの重さが60g、前述のように6g(10%)がタンパク質ですから結局120gのステーキはタマゴ4個分にほぼ相当することになります。


普通のクラスの牛ステーキ肉120gをスーパーで買うと700円くらいでしょうから、タマゴ4個(100円もしません!)というのは無茶苦茶経済的ですね。


一方ごはん1膳分には4g弱のタンパク質が含まれているので、これはスライスチーズ1枚部に匹敵します。


ごはんはデンプンの塊だと思われますが、案外そうでもないのです。


納豆1パック。これはタマゴ1個より少し多めの7g程度のタンパク質があります。


なので、納豆+タマゴ+ごはん1膳という組合せで17gになります。


このように見てくると、1日60gを確保するためにはけっこう積極的な意識を要することがわかってきます。


高齢になれば身体が小さくなってくるので摂取するタンパク質量も少なめで良いのではないかという気がしますが実際は逆で、吸収力が落ちるので若い人よりもさらに10gくらい多く食べる必要があると考えられています。


1日3食という基本に則れば1食あたり20g。


ステーキ1枚でようやく24gですから、1日のどこかで一度はかなりしっかりしたタンパク食を行う必要がありそうです。


ところでL-カルニチンは専ら肉類に含まれている成分ですので、納豆やタマゴから摂ることはなかなか難しいことです。


牛ステーキ肉は最も豊富にL-カルニチンが含まれる食材のひとつですが、肉120gあたりで150mg程度のL-カルニチンが摂れます。


これでも意味のある量ではありますが、摂取効果が示されている量は少なくとも500-1000㎎のレベルですのでこのあたりになるとサプリメントを利用するメリットが出てきます。


ともあれ、コンビニ弁当などでも「栄養成分表示」としてタンパク質の量が必ず表示されていますからカロリーだけでなく是非こまめにタンパク量の方もチェックして頂ければと思います。次回の更新は10/27(木)です。

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