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コロナワクチンは科学の大功績・・・ここからが勝負・・!


 

先端医療と聞いてどういうコトバを連想されるでしょうか。


再生医療、遺伝子治療、iPS細胞、がんチェックポイント阻害薬、骨髄移植、メッセンジャーRNAワクチンなどなど。


これらはいずれも1970年代あたりから行われてきた遺伝子工学や細胞工学がつい最近実用化されるようになったものです。


遺伝子工学や細胞工学には「医学」というコトバがくっついていませんが、これには根本的な理由があります。


従来医学や医術として行われてきたこと、それは「こういう症状についてこういう処置をすればこんなふうになる」といったことの膨大な積み重ね(成功も失敗も含めて)だったといえます。


つまり経験が中心にあって、なぜそうなるかということの完全な説明は不可欠ではありませんでした。


東洋医学の体系が経験則に基づくことは有名ですが、実は西洋医学の大半も(科学というよりは)試行錯誤や経験の積み重ねがもとになっていることはあまり知られていません。


ところが遺伝子工学と細胞工学は「理論ありきの科学」なので物理学のように起こることを予測することができます。


これは(同じお医者さんがやっていることに見えても)従来の医学とはかなり性質が異なるものです。


すっかり有名になったメッセンジャーRNAワクチンはその最たるもので「人工的に作った遺伝子を身体に入れればこうなる」ということは人間の予測によるものです。


一方、宇宙ロケットは一定の計算で間違いなく飛ばせるものではありますがそれでも時に計算に狂いが生じる事もあります。


それは地球のまわりにある大気や系外から飛んでくる電磁波などの影響にいくらか予測不能の部分が残されているからです。


人体という小宇宙は大気や電磁波よりもはるかに複雑です。


ですのでいかに理路整然とした科学的医療とはいえやはり実際にやってみないとわからないことがたくさんあるはずで、その意味では依然として経験の積み重ねは欠かせません。


何百億回にも上るワクチンが3年ほどの間に集中的に接種されているわけですから、これまでの時点で大規模な(ということは何千万人単位の)事故が起こっていないということで、この第一幕では人類初の科学的アプローチはみごとな成功をおさめたと言って良いと思います。


ですが、大事なことは次の検証の段階です。


規模が莫大であるうえ、世代を超えた時間的影響も絡んできますので検証は難度も高く長期戦になるにちがいありません。


この作業もまた人類初のスケールのものになりますので、壮大な人体実験に参加した地球市民はいよいよしっかりと見守って行く必要があります。


次回の更新は1/19(木)です。

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